【壁を超えたい人へ】吉田健志43歳 サブ3.5達成への道のり! その9 リベンジを目指して反省会…! 編

特集 吉田健志43歳 サブ3.5達成への道のり!

スポリートがランナーの挑戦を応援する本企画。サブ3.5の達成に挑戦した、ランニング歴10年の吉田さんを追いかけてきました。10月の横浜マラソンにチャレンジした結果、残念ながら目標の達成は次回へ持ち越しという結果に…! そこで今回は、レースの結果を踏まえて反省会を実施。克服するべきポイントを洗い出しました!

2018年の夏にサブ3.5への挑戦を始めた吉田さん。残念ながら、2018年10月に開催された横浜マラソンではサブ3.5達成ならず…! タイムは3時間57分でした。この結果を報告するべく、我々は吉田さんと一緒に町野先生のもとへ。レースの振り返りと、今後にむけた課題を洗い出してもらいました。

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季節外れの暑さと「高速道路」に体力をごっそりと奪われ…

というわけで、反省会開始。まずはレース中のペースの変化を見ながら記録を振り返ってみましょう。

レースのペースを確認 アンバサダーの記録

吉田さんの記録

町野先生: 25km以降でペースが落ちちゃいましたねえ…

吉田: いやあ、死ぬほど落ちました…(笑)。前日から当日朝のコンディショニングは、先生に教わった通りに過ごせてかなり体調も良かったんですけど…

町野先生: よくあるのが、最初の5キロくらいまでは人が多くてスピードが抑えられるぶん、10kmあたりから気分もスピードも乗って来ちゃうパターン。ここで飛ばしてしまうと、後半もたなくなってガクンと落ちてしまうことがあります。体調がよかったのもあって、前半で少しスピードを出しすぎてしまったのかもしれませんね。

吉田: はい、まさに乗っちゃいました。それと、横浜マラソン名物でもある高速道路がきつかった…。高速に入るときの坂道でガクッと体力を奪われて、さらには日差しを遮るものがなくなるので、暑さも半端なくて。大会当日は、もう10月末なのにすごく暑かったんですよね。それに、向かい風が吹いていたり、道路がバンク気味で右足に負担がかかりがちになってしまったり…。横浜マラソンに出場したのは2回目でしたが、やっぱりつらかったです。

横浜マラソンの過酷さ

町野先生: 確かに当日は10月末とは思えないほど気温が上がりましたね。練習で30km走をしたときも、猛暑でかなり体力を奪われてしまいましたよね。吉田さんは、暑さに弱い体質ということなんでしょう。

吉田: 言われてみれば、自己ベストの3時間39分を記録したのは11月に開催された2016年のさいたま国際マラソンで、だいぶ涼しかった記憶があります。

町野先生: リベンジするときは、もう少し涼しい時期の大会に出場するのがよさそうですね。

マラソン大会のリベンジ

長距離の練習を増やしてスタミナと自信をつける!

吉田: 今回走ってみて、やっぱりサブ3.5を達成するには、もっとスタミナが必要だなと感じました。

町野先生: そうですね。今回は猛暑の影響もあってメニューの内容を変更せざるを得なかったこともあり、大会までに結局1度しか長距離走の練習ができませんでしたよね。本来は、大会2ヶ月前から1ヶ月前までくらいの期間に3回ほど長距離の練習をしておくのがベストでした。

吉田: 長距離の練習は、やっぱり30kmくらい走るのがいいんでしょうか?

町野先生: 毎回30kmひたすら走るだけだと飽きてしまうと思うので、いくつかパターンを変えて走ってもらって構いません。たとえば、速めのペースで20km走ってみたり、35kmをゆったりと走ってみたり、「3時間走ろう」など時間を決めて走ってみたり。長距離、長時間走る練習は、スタミナがつくのはもちろんのこと「これだけの距離を走れた」という自信にもつながります。マラソンはメンタルが8割を占めるスポーツといっても過言ではないので、自信をつけることもとても大切ですよ。

マラソンはメンタルが8割

吉田: スピード練習も、もっと増やしたほうがいいですか?

町野先生: そうですね。長距離走でスタミナがついてきたら、1kmを4分台で走る練習を入れるのもおすすめです。それが大変だったら、たとえば毎回必ずジョグの最後の1kmを全力で走るようにするだけでもだいぶ効果があると思います。

吉田: 僕の場合は日頃のジョグを楽しみたい気持ちがあるので、スピード練習がなかなかつらいなあと思うことがあったんです。だから、最後の1kmを全力で走るやり方だったら続けやすいかもしれません!

町野先生: 毎回ラスト1kmを全開で走ると、「前回は4分50秒くらいかかったのに、今日は身体が軽くて4分30秒をきれたぞ」なんていうふうに、自分の調子も把握しやすくなりますよ。

吉田: なるほど。リベンジするときが来たら、もっとスタミナをつけたうえでスピードも高めていけたらと思います。そして、涼しい時期の大会に出る…!

まとめ

反省会を通じて、とにかく暑さが大敵なことや、サブ3.5を達成するにはもっとスタミナをつける必要があることがわかりました。
目標達成は次回へ持ち越しになったものの、レース前日や当日朝のコンディショニング方法が吉田さんの身体にぴったりだったことなど、大きな収穫もあった今回の挑戦。克服すべきところを改善できれば、きっとそう遠くない未来にサブ3.5を達成できるはず!

ぜひ、次に大会に挑戦するときは、しっかりとスタミナと自信をつけてからレースに臨むようにしてみてください!  吉田さんの挑戦は、これからも続く…?

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