【壁を超えたい人へ】吉田健志43歳 サブ3.5達成への道のり! その6 残暑の30km走 編
スポリートがランナーの挑戦を応援する本企画。今回は、サブ3.5を目指すランニング歴10年の吉田さんのチャレンジを追いかけます! Vol.6では、長距離トレーニングとして30kmを走ったときの模様をお伝えします!
これまでの記事一覧
- 【壁を超えたい人へ】吉田健志43歳 サブ3.5達成への道のり! その1 プロローグ編
- 【壁を超えたい人へ】吉田健志43歳 サブ3.5達成への道のり! その1 プロローグ編
- 【壁を超えたい人へ】吉田健志43歳 サブ3.5達成への道のり! その2 トレーニング開始編
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- 【壁を超えたい人へ】吉田健志43歳 サブ3.5達成への道のり! その3 フォームづくり編
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- 【壁を超えたい人へ】吉田健志43歳 サブ3.5達成への道のり! その4 パフォーマンス力アップ編
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- 【壁を超えたい人へ】吉田健志43歳 サブ3.5達成への道のり! その5 土の上を走ってみる編
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吉田さんチャレンジ企画第6回目の今回は、30km走! 町野先生いわく、大会本番までに2〜3回は30kmほどを走る長距離トレーニングをしておいたほうがいいとのこと。本来は、大会の1〜2ヶ月前に行なっておくのがベストでしたが、今年の夏は猛暑日の連続…! 熱中症なども怖いので、大会1ヶ月前をきった10月初旬までずれ込んでしまいました。
兎にも角にも、これまでの練習の成果を試す良い機会です! というわけで、今回のスタート地点、ケッズ鍼灸院・接骨院すみだケッズスポーツマッサージにやってきました。
本番を意識した準備を!
まずは、出発前の準備タイム。せっかく長距離を走るので、大会本番を意識して準備をします。
まずはエネルギー補給から。スポーツドリンク『モルテン』
今日は、出発前に200〜250mlほどをゴクゴク。残りは走っている途中に補給します。(大会本番の補給方法は次回の記事でまとめてお伝えする予定です)
お次はテーピング。長距離を走ると膝の痛みに悩まされることが多かったという吉田さん。伸縮性のあるテーピングを使って、筋肉をサポートしておきましょう。
ちなみに、テーピングを剥がれにくくするポイントは、
- カットするとき、角を丸く切っておく
- 貼り終える場所は、膝下の真ん中あたりなど、あまり皮膚が伸び縮しないところにする
- 貼ったあと、指でこすって摩擦熱を加える
とのこと! この3つをやっておくだけで、ぐんと剥がれにくくなるそうです。
準備ができたら、しっかりと動的ストレッチでウォーミングアップ。
それでは、行ってきます!!
ちなみに今回、スポリート編集部は八王子生まれの電動アシスト自転車 SUISUI(スイスイ)の力を借りて吉田さんを追いかけました。
お天気も眺めもバッチリ! けど、この日の気温は32℃!?
この日は葛西臨海公園までの約15kmを往復して、計30kmを走ります。 ケッズすみだを出発してすぐ、目の前には大迫力のスカイツリーが!
近すぎててっぺんが写りませんでした
お天気も景色もよくてペース快調! 吉田さんも余裕の笑顔です。
荒川に出たら、しばらく川沿いを走りました。
道も走りやすく快適! …のはずが、なんとこの日は最高気温が32℃!!(もう10月なのに!)ケッズすみだを出発したのは15時少し前。ちょうど午後の一番暑い時間帯に走ることになってしまいました…!
あっという間に汗が吹き出すほどの暑さでした。
無理は禁物なので、途中で給水タイムもしっかり取りながら進みましょう。
その後も、ギラギラと照りつける日差しの下を走り続けます。
川沿いの道は走りやすいけれど、高い建物や木が近くにないので日差しをダイレクトに浴びることに…! 前回のクロカン走とは対照的です
青空のもと爽やかに走っているように見えますが、めちゃくちゃ暑いです
吉田さんも「暑い〜〜!! もう10月なのに!!」とこの表情。でも、このときの吉田さんの苦しみはまだ序の口だったのです…。
吉田さんの体力を着々と蝕む日差し
何度も言いますが、この日は本当にお天気が最高。荒川沿いからの景色もとっても美しかったです。だけど、走るにはただただ暑かった…。吉田さんの身体が持つか、少し心配になってきます。
それでも折り返し地点はまだ先です! 荒川を渡ったあとも走りつづけ、引き続き葛西臨海公園を目指します。
だんだん陽が傾いてきたことで、西陽がじりじりと熱を送ってきます。
葛西臨海公園までもう少し! のところまで来たものの、吉田さんの表情から余裕がなくなってきました。
「まだ15kmも走っていないのにこんなにつらくなるの、初めてかもしれない…」と、吉田さん。果たして30kmを無事に走りきることができるのでしょうか。
ひとまず折り返し地点に到着!
暑すぎる残暑のせいで吉田さんの体力がどんどん奪われてしまっていますが、ひとまず折り返し地点の葛西臨海公園に到着しました!
町野先生と記念撮影。なんだかカップル写真のようになりました。
とりあえず折り返し地点に着けたことで吉田さんも少し安心したのか、笑顔が見られました。さあ、ケッズすみだを目指して復路もがんばりましょう!
復路は木に囲まれた遊歩道を通ったり、陽も落ちかけてきたことで、暑さはだいぶ和らいできました。
橋をわたるときが日没のタイミングと重なって、夕日を見ることもできました! 美しい眺めに吉田さんのテンションもアップ。少し元気が出たようです。
少し持ち直したと思いきや、身体に異変が…
ゴールまであと一息! というところで、吉田さんの身体に今度こそ異変が。
足がつってしまったようです…。暑すぎたせいで水分とミネラルの補給が追いつかなかったのかもしれません。かなりつらそうです。
ときどき足を止めてストレッチするものの、何度もつってしまいます。これまでに足がつって走れなくなったことはなかったとのこと。暑さって本当に怖いです。
それでも、走り続けます。陽もすっかり沈んで、あたりはもう真っ暗。
スカイツリーも見えて、本当にゴールまであとちょっと…! でも、足がつってときどき前へ進めなくなるのです。
立ち止まってストレッチをすることはあっても、進むときは決して歩かず、走り続ける吉田さん。もうこのときは『サライ』とか『負けないで』が頭のなかに流れてくるような気持ちでした。
そして午後18時頃、ついにゴール!
ゴールした瞬間ぐったり。
ところどころ給水タイムやストレッチをはさみながら、約30kmの道のりを3時間と少しで走りきりました。
逆に自信がついたはず
これまで何度もフルマラソンを完走していて、今回の挑戦でもしっかりとトレーニングを重ねていた吉田さん。それでも、予想外の過酷な残暑によって、今までにないような疲労感と、足がつってしまうというアクシデントに襲われてしまいました。しかし! 逆に考えてみれば、大会本番がこれ以上過酷な環境になることはないはず!
「足はつってしまったけれど、膝の痛みは出なかった」「途中でモルテンを補給したのもあってか、エネルギー切れは感じなかった」など、良い収穫もたくさんありました。きっと大会本番では「あの日の30kmに比べたらまだマシ…!」と思えることがあるはず! この日の体験がお守り代わりになってくれることに期待です。
次回は、大会直前期の過ごし方や、大会当日のエネルギー補給のポイントなどを教わります!
お楽しみに!
取材協力
株式会社ケッズトレーナー
肩こり・腰痛・膝痛・五十肩・坐骨神経痛・各関節痛・骨折・脱臼・捻挫・打撲・スポーツ障害など スポーツマッサージと、接骨・鍼・灸の観点から施術を行います。
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