【ランレシピ! 〜ダイエット編〜】ランニングで痩せない!?ダイエットを意識するなら、必須アミノ酸をしっかりとろう
走り続ける目的のなかに、ダイエットがある。でも、なかなか効果を実感できない……。ランニングを続けているけれど痩せない、という方。摂取カロリーを気するあまり、真夏のランニングで夏バテしてしまっては、せっかくつけた走力が落ち、体力まで奪われてしまいます。代謝をあげていくためにも、必要な栄養素を見直しませんか?
スポリートでは、良質なたんぱく質を含む食材として、今回は「練り物」をとりあげます! どんな点がランナー向きで、夏バテ防止に向いているのか、そして簡単、おいしくいただけるアレンジレシピをご紹介します。
鶏ささみピザに引き続き、フードコーディネーターとして、料理教室の主宰やメディアでのレシピ紹介、100kcal以下のローカロリーレシピをはじめとしたヘルシーレシピ創作の実績を持つ、本田 淑美先生にお話をうかがいました。
- ランニングで痩せないという方!脂肪燃焼という前に「食」からアプローチを!
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練り物の原料は魚。どんな食べ物かちゃんと知っていますか?
練り物の主原料は魚です。魚をすり身にして卵白や野菜などを加え、蒸し・焼き・揚げなどの調理を経て作られています。そのまま食べることもできますが、おでんのようにだし汁の中で煮ることで、甘みや旨みなどが煮汁に加わり、おいしい料理に仕上がります。
すり身の主成分はたんぱく質で、それを構成している必須アミノ酸のバランスは理想的なものに近く、体内での吸収や利用効率のよい食品です。食欲が落ちやすい夏の食事として、ぜひ取り入れていきましょう。
練り物の栄養をきちんと知ろう!
練り物は、良質なたんぱく質が豊富です。たとえば、ちくわは脂質がかなり少ないので、良質なたんぱく質を効率よく摂ることができる食べ物といえます。
たんぱく質は、筋トレやダイエットをはじめ、ボディメイクをしている方にとって、必須の栄養素ですね。こういった点でも、ランナー向きなのです。
また、原料が魚のため、脂肪吸収を抑制するカルシウムも多く含まれており、運動前や運動後に食べると、たんぱく質を補給して筋肉育成の助っ人にもなります。
良質なたんぱく質の効果を最大限に発揮させたいときは、プロテインの代わりにちくわを食べるのもひとつの方法なのです。
アレンジレシピ【冷やしおでん】
「おでん」は冬の食べ物?いいえ、そんなことはありません。だしを効かせて、ランニング後にひんやりといただくおいしさを知ると、やみつきになりますよ。夏バテせずに運動を続けていく体に必要な練り物と夏野菜を合わせ、だし汁も簡単手作り。しっかりと食べれば、主食とおかずを兼ねる「冷やしおでん」をいただきましょう!
材料 2人分
カロリー 296kcal
- ちくわ 3本
- お好みの練り物 適量
- ミディートマト 2個(プチトマトの場合は4個程度)
- オクラ 4本
- 冬瓜 300g
- 卵 2個
- 油揚げ 1枚
だし汁
- 水 500cc
- コンソメ 1個(固形キューブ)
- みりん 大さじ1杯
- 薄口しょうゆ 大さじ1杯
作り方
- 食材の下準備をする。
オクラ…ガクの周りを包丁でむく。
トマト…ヘタを取り除き、ヘタの反対側に十字の切り込みを浅く入れる。
ちくわ…斜め半分に切る。
冬瓜…種と綿をスプーンで取り除き、皮をむいて3cm角程度に切る。 - 鍋に湯(500cc程度/分量外)をわかし、お玉一杯分の湯をボウルに入れ、油揚げに回しかけて油抜きをする。キッチンペーパーで水気をふき、菜箸1本を上から当ててコロコロと転がす(油揚げを開きやすくするため)。油揚げは長さを半分に切り、割った卵を静かに落とし爪楊枝で口を閉じ、巾着卵を作る。
- 2の鍋の湯に1のトマトを10秒程度入れて引き上げ、冷水にさらして皮をむく。
- 3の湯に塩(小さじ1/2杯程度/分量外)をまぶしたオクラを入れ、1分ほどゆでて引き上げる。
- 別の鍋にだし汁の材料を全て入れて沸騰させる。1の冬瓜と2の巾着卵を入れて5分ほど煮る。
- 残りの食材のすべてを5の鍋に加え、ふたをして弱めの中火で約10分煮る。
- 6の粗熱がとれたら冷蔵庫に入れてしっかり冷やす。
※温かいまま食べることもできますが、夏メニューとしてひんやり冷やしていただきましょう。
作り方のポイント
煮込みに入る前までに、食材の準備を順に進めます。一つの鍋にわかした湯を使い回すと、下準備もスムーズです。
火の通りにくい食材から先に煮込みます。