【テクノロジー図鑑vol.38】2021年のコーディネートはこれで決まり!『オールバーズ(Allbirds)』の新作・ナチュラルランコレクションとツリーダッシャーリレー ─ ランをもっと楽しく、ファッショナブルに!

ウェア テクノロジー図鑑

長年愛され続ける有名プロダクトから、あっと驚く新製品まで。ランニングにまつわる気になるテクノロジーを紐解く、スポリートの“テクノロジー図鑑”。今回は、世界一の履き心地と評されるシューズをはじめ、自然由来の素材を使い、環境に配慮したサステナブルなものづくりで人気を集めるオールバーズに再びフォーカスします。2020年の日本上陸以来、新作シューズを続々と発表するだけでなく、アパレルの展開でも注目を集めてきました。2021年も新作ラッシュは継続。5月にはランニングモデルの新作、ツリーダッシャーリレー、そして8月には市民ランナー待望のパフォーマンスウェアも発売となりました!

カジュアルランニングに最適!機能性もデザインも秀逸なナチュラルランコレクション

この1年でニットやジャケット、アンダーウェア、Tシャツといったライフスタイルウェアを次々に発表してきたオールバーズ。そうなると市民ランナーとして欲しくなるのはやはり、日々のトレーニングに使えるウェアですよね。今か今かと待ち焦がれていた人たちの想いに答えるように、遂にオールバーズ初のパフォーマンスウェア、ナチュラルランコレクションが発売されました!

メンズのナチュラルランコレクションはTシャツとショートパンツの2種。

右サイドに小物を収納できるポケットもついたナチュラルランTシャツ ¥6,800。ナチュラルランショート ¥8,000。

石油を使って作られるアパレルの多くは、安価で使い勝手が良い一方、原料調達から製造、流通、また廃棄やリサイクルといった過程で多くの二酸化炭素を排出し、環境に与える負荷が課題となっています。ナチュラルランコレクションはこれまでに発表してきた商品と同じく、ユーカリやメリノウール、テンセルTM等の天然素材や、リサイクルナイロンといった、環境に優しく持続可能な素材をできる限り使用して作られています。その開発期間はなんと2年!発表までにこんなにも時間がかかったのは、天然素材でも石油由来の素材に負けない通気性や吸汗性、ストレッチ性といった機能性を追求していたから。そして素材をさまざまに組み合わせ、何千時間ものテストの末、今回のパフォーマンスウェアを作り上げました。

商品タグには他の製品と同じく、カーボンフットプリント(商品のライフサイクル全体における温室効果ガスの排出量をCO2の数値に換算した数値)も記載されています。数値が小さいほど環境にも優しいと考えると、買う側としても地球に貢献した気分になれますよね。

ウィメンズのナチュラルランコレクション。ウィメンズタンクやメンズのTシャツはユニセックスなので、着る人を選ばない。

左/腕が動かしやすいナチュラルランタンクと、軽量なメッシュ素材のナチュラルランショート 各¥8,000。右/レギンスと同素材のバイクショーツ ¥8,000。

機能性や素材のほかに注目したいのが、デザイン性。ランニング用のウェアといえば目を引くカラーが使われたものも多いけれど、こちらは全体的に落ち着いたカラーラインナップで、シンプル&ナチュラルに徹しています。ロゴも控えめで、トレーニング以外の着用に違和感がないのも、オールバーズらしさです。アパレルは流行が変わると廃棄されてしまうのが一つの問題ですが、時代を選ばず着られるデザインもサステナブルといえます。

また、全アイテムは軽くて高い機能性を誇りますが、レギンスやフォームタンクの生地は厚みもしっかりあるので、1枚の使用でも気にならないのは女性にはうれしいポイントです。

メンズのナチュラルランTシャツと、ウィメンズのナチュラルランタンクはメリノウールや再生ポリエステルを使用した凹凸のあるメッシュ素材。

男女別のサイズで展開する、ユーカリの木やメリノウールを使用したナチュラルランショート。軽く、サラッとした手触りのメッシュ素材で身体にまとわりつきにくい。

ナチュラルランフォームタンク ¥8,000。カップ付きのタンクトップ。重ね着におすすめ。

ナチュラルレギンス ¥12,000。ナチュラルフォームタンク、バイクショーツと同素材のレギンス。しっとりした手触りの生地はストレスフリーな履き心地で、速乾性や通気性も確保。

レギンスとバイクショーツはウエスト部の背面にポケットがある。スマートフォンが入るサイズなのが便利。前面にはウエストの調節紐がある。

ナチュラルランコレクションをもっと詳しく知るにはこちら

人気のスリップオンタイプで登場したツリーダッシャーリレーにも注目!

ナチュラルランコレクションと合わせて使いたいのが、ランニングモデルのツリーダッシャーシリーズです。

2020年春発売のツリーダッシャー(Tree Dashers)は、サステナブルなものづくりのテクノロジーを、ランニングモデルとして落とし込んだ逸品です。流行の厚底タイプに仕上げ、カジュアルランニングに最適だと発売直後から大人気となりました。デザイン性も高く、普段使いもできるアイテムとして、ファッションに敏感な人たちにも多大なインパクトを与えています。定番色以外に次々生まれる限定色も注目の的となっています。

どれを買うか迷ってしまうツリーダッシャーの限定色。完売前に気になる色をゲットしておきたい。

そのツリーダッシャーに2021年5月、新たに加わったのが、ツリーダッシャーリレー(Tree Dashers Relay)。ツリーダッシャーと基本デザインや素材は同じですが、シューレースのないスリップオンタイプです。ランニングモデルなのにシューレースなし!?と思うかもしれませんが、そこは徹底的に試験を重ねて製品を作り上げるオールバーズだから心配ナシ。何度もテストを重ね、紐で締め上げなくても問題のない、適度なホールド感を実現しています。ツリーダッシャーと同じく、日々のカジュアルなランニングに最適ですが、ビジネスカジュアルに合わせても違和感のない、スマートで無駄のないデザインで発売直後から話題沸騰となっています。

トップにあるプルタブを引っ張ると、脱ぎ履きしやすい。カラーはPrisma White/¥16,250

このツリーダッシャーリレー、実はちょっとした秘密があります。アッパーのメッシュはツリーダッシャーと同じく、ユーカリ由来の素材ですが、サンプル製造時等に余った糸を使用しているんです。そのため、サイズによってメッシュの透け感に微妙なニュアンスの差があるんだとか。よ〜く見れば少し色が違うかも?という程度の差ですが、環境に配慮し、無駄なく素材が使われたオンリーワンの一足だと思うと特別感が高まります。

また丸の内店のオープンを記念した特別モデルTree Dashers Relay Marunouchiも見逃せません。皇居に近い緑の多いエリアに店舗があることから、選ばれたカラーは深く落ち着いたグリーン。着る洋服を選ばない絶妙な色合いがポイントです。限定モデルゆえに売れ行きも好調なので、完売前にチェックしてください!

光の具合によっては黒っぽくも見えるツリーダッシャーリレーマルノウチ。かかとのつくりやソールのデザインなどはツリーダッシャーと同じ。

風や気温など、気候変動に日々さらされているのがランナーであり、ものづくりを通して一緒に地球環境についても考えていきたいというのがオールバーズの想い。そんな商品を身につけることで、市民ランナーとしても環境のこと、ライフスタイルのことを考えていきたいですよね。

カーボンフットプリント0を目指し、具体的な取り組みも進めるオールバーズですが、同じ想いを持つアディダスとコラボし、カーボンフットプリント低減に挑んだランニングフットウェアも12月に発売予定。この先もどんどん出てくる新作にスポリート編集部も注目していきたいと思います!

オールバーズのフルラインナップに触れられる丸の内店へGO!

アパレルも存在感を放つ丸の内店。Tシャツの余り布を活かした布マスクも売られている。

オールバーズの日本2号店となる丸の内店は、市民ランナーのメッカである皇居のすぐ近く。石畳の瀟洒な通りにブランド店なども点在する、丸の内仲通り沿いにあります。ビジネス街でありつつ、高品質なアイテムを求める人も行き交い、環境に対して高い意識を持つ人にも響きそうな立地です。

木をふんだんにあしらったナチュラルカラーの店内は、癒やし感抜群。店内の照明など、電気は再生エネルギーでまかなわれているとのことで、さすがオールバーズ!といいたくなります。広さは原宿店とほぼ同等ですが、横に広く開放感があるのも特徴です。シューズからアンダーウェアまで、オールバーズの商品がフルラインナップされ、フィッティングルームも備えているので、じっくり商品を選びたい人はぜひ足を運んでみてください!

シューズ試着用チェアが各所に置かれ、空間にもゆとりがあるので、ゆったり買い物ができる。

ショップ情報

Allbirds 丸の内
住所:東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1階 105区
営業時間:11:00〜19:00
http://allbirds.jp/

プロフィール

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