猫背を治して正しいランニングフォームを手に入れる
ランニング中、気が付くと背中が丸まっていると感じたことはありませんか?じつは、日本人ランナーのほとんどが猫背姿勢のランニングフォームといわれています。今回は、猫背を治して正しいランニングフォームを手に入れる方法をご紹介します。
ランニングをすると「肩がこる」「足が痛い」「疲労感が強い」など、体のトラブルが・・・!その悩み、猫背が原因かもしれません。猫背気味のランニングフォームは、肩が丸まって前かがみの前傾姿勢になります。すると、筋肉が硬直してしまい呼吸が浅くなっていくのです。足や腰を痛めケガにつながることも!猫背を改善し、正しいランニングフォームを手に入れましょう。
「猫背」が原因!?ランニングで体が痛い
走っていると、無意識に背中が丸くなっていませんか?それは、骨盤が後傾し、体の重心が前に傾いている「猫背」の状態になっているからです。猫背でランニングを続けていると、首、肩、腰などのケガや内臓機能の低下まで、体のあらゆる部分のトラブルを引き起こすことも。姿勢を整えてパフォーマンス向上を目指しましょう。
ランニングフォームと「肩こり」の関係
猫背の特徴で、背中から肩にかけて前に丸まっていく姿勢があげられます。肩甲骨が歪み、左右の肩の高さが違ってくることも。すると、首が前に押し出され、頭の重心位置が変わっていきます。上半身のバランスが崩れると、腕が振れなくなって疲れやすくなるので注意が必要です。
猫背フォームを治してケガを予防!
猫背の姿勢で走り続けると、疲労がたまりやすくケガにつながることがあります。前傾姿勢のため、着地の振動が全身にダメージをあたえることも。また、足が上がらず引きずるように走ってしまうため転倒の危険もあります。長距離やスピードアップに挑戦するならば、猫背フォームを改善してケガを予防しましょう。
脱猫背!ポイントは「肩甲骨」と「呼吸」
猫背フォームは、日常的なエクササイズで改善できます。腰を反らないように気をつけながら、肩甲骨の可動域を広げるエクササイズを取り入れましょう。すると、胸も開いていき、深い呼吸が可能に。体に取り込む酸素量が増えると効果的な有酸素運動につながります。
猫背を矯正!「エア懸垂」
どこでもできる「エア懸垂」がおすすめです。まず、両足を肩幅に開き真っ直ぐ立ちましょう。そして、両腕をL字に曲げて、手の平が耳の横になるように開きます。そのままの姿勢で、懸垂するように肘を引き上げ、左右の肩甲骨をくっつけるように肘を引き下げます。注意するポイントは、手の平が顔より前にこないこと。体が前に傾いてしまうと効果はありません。ひとつひとつの動作をゆっくりと行い、呼吸を合わせると胸が開き、猫背の改善が期待できます。
「上半身ストレッチ」を日常生活に
日常生活のすきま時間を利用して手軽なストレッチを取り入れましょう。肩甲骨を寄せて広げる動作を繰り返すことで猫背改善に。後ろで両手を組み、腕を伸ばして肩甲骨を寄せていきます。限界まできたら、両手をほどき体の前で両手を組み、大きなボールを抱えるようにします。座った姿勢でもできますが、前傾にならないよう骨盤をしっかり立てて、下腹に力を入れて体幹を意識しましょう。