洗い方は? 頻度は? 汚れにくくするには? ランニングシューズのお手入れQ&A!
ランナーのみなさん、ランニングシューズはどれくらいの頻度で、どんなふうに洗っていますか? 中には洗ったことがなかったり、洗い方がよくわからなくて後回しにしてしまっていた…という人もいるのではないでしょうか。そこで今回は、シューズのお手入れの基本についてお届けします!
今回は、スニーカーケアに特化したプロダクトを展開するMARQUEE PLAYER(マーキープレイヤー)の小林さんに、ランニングシューズのお手入れに関する素朴な疑問をぶつけさせてもらいました。
小林さん、よろしくお願いします!
ランニングシューズケア 素朴な疑問Q&A
──ランニングシューズはどれくらいの頻度で洗うのがいいのでしょうか?
使ったあとは、毎回できるだけすぐに洗うのが理想です。靴の汚れといえば泥の付着などをイメージされるかもしれませんが、ランニングシューズの場合は「汗」が主な汚れです。走って汗をかいたら、ウェアはかならず洗濯しますよね。それと同じように、ランニングシューズも使ったらきちんと洗うことをおすすめします!
──ランニングシューズをケアするときに気をつけるべきポイントはありますか?
先ほどもお伝えしたように、ランニングシューズの主な汚れは「汗」です。外側をこするだけではなく、シューズの内側や繊維の内部までしっかりと汚れを取るように意識していただけたらと思います。
── 頻繁にお手入れしたほうがいいとはわかっていても、毎回洗うのが大変…という場合に、手軽にケアできる方法があれば教えてください…!
まず、汚れにくくするのにおすすめなのが撥水スプレーです。シューズを買った時や洗って乾かしたあとにスプレーしておくと、雨水や汚れからシューズを守ってくれます。それから、走ったあとは除菌消臭スプレーをするのもおすすめです。ニオイや雑菌の繁殖を抑えてくれます。
ランニングシューズ 基本の洗い方
ここからはランニングシューズの洗い方をご紹介します。長く清潔に使うためにも、シューズケアを習慣にしてみてくださいね。
準備するもの
- 靴用ブラシ
- たらい(シューズが入るサイズのもの)
- 洗剤(衣類用のもの)
洗い方
1. ブラッシングする まずは乾いたシューズをブラッシングして、表面についたホコリや砂を落とす。
2. 洗剤液で洗う たらいに40℃弱のぬるま湯を張って洗剤を適量溶かし、シューズ(紐ははずしておく)を洗剤液につけながらブラシでこする。はずした紐は、別の容器で洗剤液につけておく。 ☆シューズの内側や、インソールもしっかりと洗いましょう。
3. すすぐ 泡やぬめりがなくなるまできれいな水でよくすすぐ。紐は洗剤液の中でもみ洗いしたあと、シューズと同じようにきれいな水でよくすすぐ。 ☆すすぎ残しがあると黄ばみなどの原因になることがあるので、何回か水を入れ替えてしっかりと洗剤を落としましょう。
4. 余分な水気を拭き取る 乾いたタオルでシューズシューズを包み込むようにしながら、余分な水気をとる。 ☆しっかりと拭くことで、乾かす時間の節約にもなります。
5. 陰干しする 風通しの良い日陰にシューズと紐を干す。(熱や紫外線によるトラブルを防止するためにも、日陰に干すのをおすすめしています) ☆かかとにストラップがあるシューズは、一緒に洗った紐をストラップに通して軽く結び、フックや物干し竿にぶら下げて干すと型崩れを防げます。
右が洗っていない方、左が洗った方。ひと目見てわかるほどきれいになりました!
もっときれいに! シューズケア専用グッズを使ったお手入れ
おうちにある衣類用洗剤でも洗うことができるランニングシューズですが、シューズケアに特化した洗剤や道具を使えば、より効果的にお手入れできます!
今回は、マーキープレイヤーのシューズケアグッズの中から、ランニングシューズのお手入れにぴったりなものをいくつかご紹介します。
汚れ落としに
- SNEAKER CLEANER『No.11 for KNIT』(写真左)
ニット系合成繊維用シューズ洗浄剤。ランニングシューズのアッパーに多く採用されている合成ニット繊維用に開発されたクリーナーです。繊維に染み込んだ汗にも洗浄成分が届き、少ないブラッシングで汚れを落とせるようになっています。洗浄後に素早く泡を洗い流せるように、あえて泡立ちが抑えられているのも工夫されているポイントです。 - SNEAKER CLEANING BRUSH『No.05』(写真中央)
シューズ洗浄用ブラシ。最大の特徴は、ブラシ毛の表面が「ゴムラテックス」でコーティングされていること。ゴムがクッションの役割を果たしてくれるおかげで傷が付きにくい&汚れの吸着力もアップ! - RUBBER+SOLE ERASER『No.03』(写真右)
ソールの汚れを落とすことができる、消しゴムタイプのクリーナー。洗ってもなかなか落ちないソールの黒ずみ部分に擦ることで、汚れがぐんと目立たなくなります! 植物性油脂素材で傷がつきにくく、水不要&持ち運びしやすいのもうれしいポイント。
普段のケアに
- SNEAKER WATER REPELLENT『No.01』(写真左)
シューズ用撥水スプレー。細かい粒子を繊維に付着させ、通気性機能を損なわずにコーティングしてくれます。 - SNEAKER REVIVER『No.06』(写真中央)
シューズ用除菌消臭剤配合スプレー。医療分野でも使用されている除菌剤成分とユーカリエキス配合で、除菌消臭に加えて清涼感ある爽やかな香りを演出します。日常のシューズケアに最適。 - WIPE AWAYS『No.08』(写真右)
ウエットタイプの拭き取り洗浄シート。シューズへのダメージを避けるために、医療施設やホテルなどでも使用されている特殊な電解水を使用。シューズをすぐに洗うのが難しい時は、ランニング後にサッと拭いておくと安心です。
ウェアと同じように、シューズも日常的なお手入れを
面倒に感じてしまったり、そもそも頻繁に洗っていいものかわからなかったりで、シューズのケアを後回しにしてしまっていた人も少なくないはず。
でも、小林さんのお話を聞くと「走ったあとウェアは毎回洗うのに、いちばん汗で蒸れているともいえるシューズを洗わないのはたしかにおかしなことだなぁ…」と、気付かされます。
普段から汚れがつきにくいようにちょっとしたケア(撥水スプレーや除菌消臭スプレー)をしたり、シューズ洗浄に特化した便利なアイテムを活用すれば、普段のお手入れも思ったより楽ちんに済ませることができます。
ぜひ今回ご紹介した内容を参考に、ランニングシューズケアをもっと日常的なものにして、お気に入りのシューズをきれいに使ってくだいね!