アンバサダーリポート「人気のランアプリの使い勝手は?比較しながら走ってみました!」
こんにちは。アンバサダーの齋藤未奈子です。走りはじめたランナーがよく使うアイテムに、ランニングアプリがありますよね。実際に使うとなると、さまざまなメーカーがつくっていて、どれを選んだらいいのか迷いがちです。そこで今回は、まさに走りはじめたビギナーランナーの私が実際に3つのアプリをダウンルードし、設定をするところから体験。ランニング中だけでなく、その前後の画面操作も含めて、使い勝手を比較してみました!
ランニングアプリって?
ランナーにとって、必需品とも言うべきランニングアプリ。スマホにアプリをダウンロードして起動させ、ポーチなどに入れて走ることで、走行距離や時速、消費カロリーなどが簡単に計測できます。ほかにも、本格的なトレーニングプランが作成できたり、ランニングに適した音楽を選曲してくれたりと、まさにランナーにとっての神アプリです。
3つのランニングアプリを比較検証!
それでは実際に、ランニングアプリを使って走ってみましょう。今回はたくさんあるランニングアプリの中から、ランナーに人気のruntastic、ランキーパー、ナイキ Run Clubの3つのアプリを比較してみました!
runtastic (ランタスティック)
アプリDL、そして登録!
まず、スマホの検索バーに「ランタスティック」と入力し、無料アプリをインストールします。インストールの時間はおよそ1~2分。DLしたアプリを開き、登録ボタンをタップ。登録内容は名前、性別、メール、パスワード、生年月日の5項目とシンプル。簡単ですね。
登録項目は少なめで、簡単!
検索はカタカナ入力でOK!DLもポチッとタップ。大きくて見やすい登録画面で、スマホ入力遅めな私でもあっという間にできました。
カスタマイズ
登録終了後『計測を始める前に』の設定画面が現れます。身長と体重を入力。「運動での消費カロリーをできるだけ正確な値に近づけるため」と細かに解説してくれます。そう言われると秘密にしたい体重もいれる気になります。GPS位置情報をON、GARMIN等のランニングウォッチを持っている人は、ウォッチと接続して同期させることもできるようです。これで基本設定終了。早いです。早速、アクティビティ画面が表示されます。なんか、走る気になってきました!ランニングに音楽はマストな私は、スタートボタン隣の音符ボタンをタップ。やっぱり、ここが音楽設定ですね。わかりやすいアイコンです。なんと音楽配信サービスのSpotifyまで聴ける!一気にテンションが上がりました。その他詳細な設定は、設定ボタンから変更できますが、アプリ初心者の私はそのまま走行してみます。
ランウォッチとの連携がスムーズ。音楽聞きたい派にもうれしい簡単操作
さあ、走行!
スタートボタンを押すと、「GPSシグナル微弱」との表示が。微弱ってことは、まあいけるのかなと、「続ける」をタップ。15秒のカウントダウンを経て計測が開始されます。15秒が長いと感じる人は画面タップでスタートできます。ちなみにカウントダウンの秒数は設定から変更できるようです。ランニングを初めておよそ10分後、走行画面を確認すると時間以外の数値がゼロのまま!でも、地図はちゃんと表示されているし、距離や消費カロリーは終了後に表示されるのかも。走っているため深く考えず続行しました。さあ、ゴールです。鍵のアイコンを押したあと、終了ボタンをタップ。終了が2段階になっているのは走行中の振動に耐えるためでしょうか。久々に走ったのでちょっと遅めのペースだったなと記録を確認すると……。
なんと、消費カロリーもペースもゼロのまま!
調べてみると、原因はスマホのバッテリーがスタミナモードになっていたせいでした。ランニングアプリ初心者が陥りやすい失敗の1つのようです。
スタミナモードを解除してGPSの表示が緑色になっていることを確認し、気を取り直して再挑戦!途中の走行画面を確認すると、今度は消費カロリー、ペース、距離がしっかりと記録されています。同じ画面に位置情報も表示されていてわかりやすい!走行中、操作の必要性がありません。その他の情報を見たい場合は、地図部分をスライドするか、見たいアイコンをタップすると確認できます。1km地点で、走行距離や消費カロリー、ペースの音声ガイドが入りました。これならスマホを取り出す必要がなく、ランニングに集中できますね。
ゼロカウントにちょっとあせったけれど、スタートしました!
そして走行後。
走行終了ボタンを押すと最終的な記録を音声で教えてくれます。走行記録は保存ボタンをポチッと押すだけなので疲れていても簡単です。健康状態や景色、メモ、天気などを記入する画面もありました。成果を仲間とシェアしたり、ランキングで競ったりすることもできるようです。ブログやSNS好きの人なら楽しそう。保存データは計測履歴と書かれたアイコンに残っていました。亀とウサギの絵が可愛い。ほっこりしました。
全体的に操作がラク。シェアの機能に注目です!
ランタスティックを使って走ってみて
アプリ全体がわかりやすく、丁寧な説明もあり、ランニングアプリ初心者でも簡単に操作できます。走行中も距離やペースと地図が一緒になっているので特に操作する必要性を感じませんでした。天気や気持ちなどを記入し、ランニング成果を友達とシェアしたりしながら、趣味としてランニングを仲間と楽しみたい方にもオススメです。
ランキーパー
こちらもアプリをDLして、登録。
スマホの検索バーを使って「ランキーパー」を検索、インストールします。インストール時間はおよそ1~2分。アプリを開くと登録画面が現れ、タップ。基本項目を記入して登録完了。やはり簡単ですね。
こちらも設定はスムーズ
DLと登録はスムーズですが、アプリに関する規約が英語表記でした。不慣れな私はドキリとして、しばし悩んだ挙句恐る恐るチェックし……。大丈夫でした。同意はチェック方式で簡単ですが、英語が苦手な人やスマホ初心者は戸惑いそうです。
登録終了後、有料のアップグレードプランの案内のあとに、アクティビティ画面が現れます。右下に大きく吹き出しで「ここでワークアウトを選択しましょう!」と表示されていたので、なんだろうとタップしてみたところ月額料金のかかるアップグレードプランでした。アップグレードするとトレーニングプランを作成できるようです。身長、体重の設定を探し画面上部の+ボタンを押すと1日~1ヶ月間の体重変化が計測、記録できるようになっています。ダイエットしたい人には嬉しい設定ですね!ところが、単位はポンド。ポンドって何kg?と、試しに「ポンド」の部分をタップするとkgに変更できました。気づかないで諦める人もいそうです。身長の設定は見つけられませんでした。計測は一般的な消費カロリーになるのかもしれません。それでは、走行してみましょう。
ポンドで体重をって!?
そして、走行スタート。
体重のポンドに続き、距離はマイル!
そして走行終了。
レビュー後に自己新記録!と、花火があがります。もくもくと達成感が湧きました。記録は保存ボタンで簡単保存。計測履歴はアクティビティ画面の左上メニューをタップ、ユーザー欄で確認できますが、場所がわからず苦戦しました。アプリ全体はライトブルーのおしゃれな配色で男女問わず親しめます。個人的には目が疲れにくいように感じました。
記録保存は簡単。アプリの配色もいい感じ
ランキーパーを使ってみて
規約の同意が英語だったり、初期設定のままでは単位がマイルやポンドだったりと、アプリ初心者には戸惑う部分があります。しかし、GPSの感度が高いので、あらかじめ設定を変更しておけば市街地を走るランナーに重宝しそうです。ビギナーは無料の基本メニュー、中・上級者は有料プランを活用すると良さそうですね。
ナイキ Run Club
最後にナイキ Run ClubをDLして登録。 スマホの検索バーを使って検索、インストールします。インストール時間はおよそ1~2分。ダウンロード後、登録画面に進みます。やはり簡単ですね。アプリ初心者でも扱えます。
少し画面が見づらく、スムーズに登録できず
登録画面の配色が薄めで、少々見にくい部分がありました。生年月日は、年、月、日のそれぞれの文字をピンポイントで押さないと登録できず、少しもたつきました。
設定の様子
登録後、身長と体重の設定がありました。設定後、ショッキングピンクでランナー参加型のイベントのお知らせがあり、参加すればモチベーションがアップしそうです。アプリ内にはさまざまなトレーニングプランがあり、有料かなと試しにタップすると、なんと無料!ショートランからフルマラソンまでメニューが豊富!これはすごい!自分のシューズに走行距離をタグ付けできる機能まであります。さすがナイキ!音楽はスマホにダウンロードしているもの以外は聴けないようで、Spotifyなどの配信サービスは利用できませんでした。
登録後には、イベント参加画面が現れます。これは楽しい!
設定を終えて、さあ、走ります!
GPSを確認し、スタートボタンを押すと3カウント後に計測がスタートします。走り出して数秒後、建物に遮られた場所を通過したあたりで「ワークアウトを中断します」と音声が入りました。見晴らしのよい場所でスマホを取り出し、再開ボタンを押してリスタート。音声ガイドをONにしていなければ中断に気づかず、またしても計測不能になるところでした。音声ガイドを利用しない場合はこまめに走行画面をチェックする必要がありそうです。走行中は、1kmごとにペースや時間などの音声案内が入ります。画面には距離、ペース、時間が大きく表示されていて、位置情報は左上のピンをタップすると確認でき、×ボタンで戻ります。この表示はわかりやすいですね。
走行後の様子
記録は保存ボタンで簡単に保存できます。初めてのランニング終了でトロフィーがもらえました!走行に応じてトロフィーがもらえ、ランレベルが上がるようです。ゲーム感覚で、継続するのが楽しくなりそう。走行履歴は画面上部のメニューボタンのアクティビティから見られます。データは「上り」、「ペース」が詳細にグラフ化されていてかなり本格的!アスリート気分を味わえます。
走行後のご褒美トロフィーに、気分もあがりました
ガイドランやマイコーチなど、他では有料になりそう本格的なトレーニングプランが無料で楽しめます。50kmラン、60kmランなど月ごとに参加型のチャレンジイベントもあり、大会入賞を目指す上級ランナーにオススメです。
3つとも使いやすく、それぞれこんな方におすすめしたい!
実際に3つのアプリを比較してみると、アプリごとに特色があることがわかりました。ランニングアプリ初心者やランニングを趣味として楽しみたい人は、操作がわかりやすく、成果を友達とシェアできるruntastic、市街地を走るランナーにはGPS感度の良いランキーパー、大会入賞を目指す上級ランナーにはプラン充実のナイキ Run Clubといったように、目的に合ったランニングアプリを活用すれば、より快適なランニングライフを送れそうです。
近ごろは、スマホがまた大きくなってきていて、腕につけたり、ポーチに入れたりして見ながら走るのに抵抗がある、という方もいると思います。スマホを走りながら取り出しづらい、携帯しづらい、という方は、ランウォッチを持つのもひとつの方法ですね。