プロに聞く!ランニング用サングラスの上手な選び方
日差しが気になってくる季節、走りたいけれど紫外線が気になるという人も多いのではないでしょうか。 走る時にサングラスをかけるといいことはわかっていても、いざ売り場にいくと商品がずらりと並んでいて、どういった基準で選べばいいのかわからないことはありませんか? 今回は、アンバサダーがサングラス選びのプロから機能性や選び方について詳しくお話を聞き、おすすめをご紹介していきます!
今回、ランニング用サングラスの試着をするのは、Spoleteマラソンアンバサダーのkazuyaさん。(写真左手)
kazuyaさんは高校生から陸上競技を始め、大学時代からは部活の枠にとらわれず走ることを続けて、今年で9年目。社会人となったいまも1日平均10kmは走るサブ3ランナーです。すでにランニング用サングラスを使っているものの、自分で選ぶのは今回が初めて。
選び方を教えてくれるのは、株式会社内田屋の大仲正美さんです。(写真右手) 株式会社内田屋は、大正10年創業の眼鏡総合卸商社。ニューバランスとボレーの国内代理店でもあります。
ランニング用サングラスについて
ランニング用サングラス選びのプロである大仲さんに教えてもらいます。
走る時にランニング用サングラスをかけるメリットは、主に次の3つです。
- 紫外線防止、まぶしさ防止でランニング中の疲れを軽減
- 集中力を高める
- 走っている最中の飛び石など、思わぬアクシデントの際に目を保護する
サングラスの違いは「レンズの機能」と「レンズの色目」。走る目的に合わせて上手に選びましょう。
レンズの機能
サングラスレンズには、代表的な機能として偏光レンズと調光レンズがあります。
レンズの種類
偏光レンズの特徴とおすすめシーン
偏光レンズは、まぶしさや反射光をより効率的にカットする機能を持ったレンズです。レンズとレンズの間に透明な“偏光膜”が挟まれています。この偏光膜はブラインドカーテンのような効果を持ち、まっすぐな自然光のみを明るさとして通します。地面のぎらつきや反射光は通さない効果があるので、とくに天候がいい日や海辺を走る時におすすめです。
調光レンズの特徴とおすすめシーン
調光レンズは、晴天から曇天の変化や、屋内から屋外の移動にも対応できるレンズです。紫外線に反応してレンズの色が濃くなったり薄くなったりするレンズ、とのことなのですが、一体どういうことなんでしょうか?見せていただきました。
特殊な機械でレンズに紫外線を当てます。
紫外線が当たった部分だけ、レンズの色が濃くなっています!
調光レンズを使ったサングラスは、紫外線の分量を感知して色が濃くなったり薄くなったりします。昼間に使うと紫外線を受けて色が濃くなり、夜間ランニングに使う時はレンズがクリアに近くなるため視界も良好。1本持っているとマルチに使えるランニング用サングラスといえますね。
レンズの見た目とカラー色目
ミラーレンズは日差しが強い時に、レンズに光を通しにくくする効果が高いです。また対戦相手に視線を見られないという効果もあります。
ミラーといってもレンズ表面にミラーコーティング加工をしたもので、ベースのレンズそのものは見た目にほとんど影響しません。ミラーレンズを選ぶのであれば表面のカラーはファッションとあわせて好きなものを選んでいいと思います。
また、トレイルランニングをされる方は、ブラウン系のレンズを選ぶと緑がクリアに見えるため、走行中のストレスを軽減する効果が期待できます。
ランニング用サングラスの上手な選び方
チェックポイントを教えてもらいました。
- 自分の顔のカーブ、大きさにあったフレームを選ぶ。
- サングラスをかけて、眉毛のラインとフレームが合っているものがよい。
- かけた時に、フレーム下部分が頬につくかつかないかのサングラスが顔に合っている。
実際に選んでみましょう!
気になるサングラスをいくつかかけてもらい、大仲さんに説明してもらいます。
kazuyaさんが選んだのは、調光レンズの【Bolle 6th Sense(ボレー・シックスセンス)】。 2014年に発売し、今も人気の定番モデルです。
位置調整ができるノーズパッドとイヤーパッドでフィット感抜群。エアロシールド(サイドのブランドロゴが書かれているパーツ部分。着脱可能)は、風の巻き込み防止や埃が目に入るのを防ぐ効果もあります。
こちらは公式画像です。室内で撮影した上の写真とは、レンズの色がかなり違うことがおわかりいただけるのではないかと思います。
(素材元写真提供:株式会社内田屋)
人気モデルは?
kazuyaさんが選んだBolle 6th Sense(ボレー・シックスセンス)の他にも、人気モデルがあります。大仲さんに紹介していただきました。
フィット感抜群!【ニューバランス NB 08050B-7】
偏光レンズタイプのサングラス。このモデルの特徴は、ずれにくいフレーム形状です。
耳にかかる部分を数段階に角度をつけることができ(E-lock)、よりホールド感を得ることができます。もちろん角度をつけずにストレートでも使えます。
こちらは公式画像です。
(写真提供:株式会社内田屋)
ラバー製テンプルでズレにくい!【bolle Bolt S-11777(ボレー・ボルトS)】
ボレーのボルトシリーズは、調整可能なノーズパッドがポイント。テンプル(つるの部分)内側がラバーなのでズレにくいです。
(写真提供:株式会社内田屋)
偏光・調光対応のマルチタイプ【bolle SERPENT-A10571-2(ボレー・サーペント)
最後にご紹介するボレーのサーペントは、偏光・調光の両機能を持つレンズのサングラスです。曇りから晴天まで幅広く対応可能で、自然光のみを伝達することができます。
(写真提供:株式会社内田屋)
サングラスをかけて走ってみよう!
走る時にランニング用サングラスをかけるメリットは、「疲れ軽減」「ランニング中の集中力を高める」「目を保護する」と言われています。
ランニング経験や走る速さにかかわらず、ランニング中にサングラスをかけるメリットは高そうですね!ぜひ店頭で試着をし、顔にあった使いやすいサングラスをみつけてください。