【シューズ解説】「ブルックス ハイペリオン・テンポ」はその名の通りにオーソドックスなテンポアップシューズだ!
シューズアドバイザー藤原さんのランニングシューズを上手に履きこなすためのシューズレビュー!「BROOKS(ブルックス)ハイペリオン・テンポ」をご紹介
みなさんこんにちは!シューズアドバイザー藤原です。
今回ご紹介するのは、全米No.1ランニングシューズ「ブルックス」のテンポアップシューズ「ハイペリオン・テンポ」です!
アメリカランニング専門ショップのシェアで、長きにわたりNo.1のブランド「ブルックス」が送り出すテンポアップモデル。
ブルックスは日本でもっと知名度が上がってもおかしくないブランドなんですよね。
シューズについて
このシューズは「DNAフラッシュ」という軽くて耐久性がありバウンジーな3拍子揃ったミッドソール素材を使った、ブルックス初のモデルとなります。
EVAを超臨界状態で窒素ガスを噴射し、無数の気泡をつくって成形するという技術だそうです。メリットとしては、質量が軽くなるのと、気泡が密になるのでクッションの耐久性が増すということです。
これは確かに軽いですね。従来素材EVAと同様のスポンジ構造ですが、確かにより弾力が感じられますし、製造プロセスとしても従来工程も活かしながら製造できるメリットがあるんでしょうね。
ちなみに余談ですが、ブルックスでは「ハイペリオン・エリート」が2020年2月末に発売されました。その後継モデル「エリート2」にはこの技術が使われます。DNAフラッシュにカーボンプレートが装着されるわけですね。
さて、ハイペリオン・テンポのフィット感ですが、とても良い!まさにブルックスって感じです。かかとが細くフィットして、前足部に膨らみがあるジャパンラストで日本の方にも合うデザインとなっています。
トゥーボックスと言って、つま先のあたりの膨らみもしっかりあり、指の動きを妨げない作りはさすがです。逆にかなり細身の足型の方は辛いかもしれませんね。
ハイペリオン・テンポの使い方
このシューズの用途ですが、ジョグとかLSDといった、スピードが遅いランニングでは機能が十分発揮されません。ある程度、皆さんがまさにテンポアップした時に快適になるように作られたモデルになっています。ブルックスブランドのデイリートレーナー定番モデル「ゴースト」や「グリセリン」といったモデルのシューズにあるような、重心移動を活発にするトゥースプリングという跳ね上げはそのまま。それでいて軽いという感じのモデルとなっています。最初、跳ね上げに驚くランナーもいるかもしれませんが、しばらくすると快適に前方方向にガイドしてくれるはずですよ。
ハイペリオン・エリートの使い方
ハイペリオン・テンポの上位モデル「ハイペリオン・エリート」については、レースデーでうまく活用するためのワークアウトトレーニング用としてもいいですし、単純にマラソンペースやワークアウトトレーニングにも有効です。
私もこのシューズの名前の通り3分30秒〜40秒くらいのペースでのテンポランで使用しています。
もちろん感じが良かったらこちらがレースシューズになるランナーもいらっしゃると思います。
結局テンポか?エリートか?
ハイペリオンエリートもレースシューズの一つの選択肢ですが、誰もがみんな必ずしもカーボンプレートが速く前へ進むその答えではないわけです。
そういう意味でもハイペリオンテンポはブルックスのラインアップの中で、広くフィットしやすいオーソドックスな選択肢だと言えますね。
シューズアドバイザー藤原でした。
シューズ概要
BROOKS(ブルックス) Hyperion Tempo(ハイペリオン・テンポ)
メーカー希望小売価格:19,800円(税込)
ウェイト 約207g (27.0cm/片足)
アッパー素材:エンジニアードナイロンアッパー
ミッドソール素材 DNA FLASH
ミッドソールドロップ : 8mm
シューズアドバイザー藤原 (F-shokai)
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