マラソン大会での給水のコツ
42.195キロという長距離を走るマラソン。ベストコンディションを維持し続けるためには、各給水ポイントでしっかり水分をとり体調を整えることが大切です。理想の走りを実現するための給水のコツをご紹介します。
マラソンが趣味の方増えていますよね。暑い日は熱中症予防のために水分をとりますが、涼しい時期になっても給水は必要なの?と思ったことありませんか。マラソン選手が給水を欠かさないのは、給水にちゃんと理由があるからなんです。42.195キロを走りぬくためにきちんと給水して体調を整えましょう。
給水って必要なの?
マラソンのテレビ中継では、選手が走りながら水をとって飲んだり、スポンジに含ませた水を頭からかけたりする場面を見ますよね。夏の暑い時は分かりますが、涼しい時期でのマラソン中に給水は必要なのでしょうか?
脱水症状な熱中症をしっかり予防
マラソンでは42.195キロ走ります。長い距離を走っている間に身体の水分はどんどん失われていきます。夏の暑い時期に熱中症に気を付けるのは当然ですが、冬でも意外なことに呼吸によって水分は奪われていきます。走っている途中で喉が渇いたな、と感じたらすでに脱水症状がおきています。脱水症状や熱中症を予防するためにも、しっかり給水しましょう。
外から筋肉を冷やしましょう
長い距離を走っているうちに筋肉も熱を持ってきます。暑い日はもちろんのこと、湿度の高い日は汗をかきにくく、熱が体内にこもりやすくなってしまいます。外側から熱を冷ますためにも、飲んで残った水を太ももや首にかけましょう。
コツを掴んで効率よく給水しましょう
マラソンではコップを取り損ねて給水に失敗してしまうことがあります。うまく給水できず、結果を残せなかった選手もたくさんいます。最高のコンディションを維持してゴールするためには給水は欠かせません。給水のコツを頭にいれて完走を目指しましょう。
給水がある側に早めに寄っておきましょう
走っている途中で数百メートル先に給水所があると分かったら、給水ポイント側に寄っておきましょう。実際に走っているとランナーが多すぎて給水所にうまく立ち寄れないことがあります。また、ぶつかったり足がひっかかったりして転倒する恐れもあります。市民マラソンでは5キロ間隔で給水所があるので、各ポイントでしっかり給水するようにしましょう。
立ち止まってゆっくり飲んでもOK
マラソン中は立ち止まったらタイムロスになってしまうと思ってしっかり給水せずに走ってしまう方いませんか?ベストな状態で走りきるためには、立ち止まってもいいのでゆっくり少しずつ飲みましょう。こうすることで身体の熱が取れやすくなります。焦って一気に飲むとお腹がタプタプしてその後の走りに影響が出てしまうので気を付けましょう。