最先端のトレーニングジム『SPORTS SCIENCE LAB』で、自分の身体の“現在地”を知ってきた!

ケア・ラントレ ランニング測定と分析

今回は、学生駅伝や実業団で活躍した三田裕介さんと新田良太郎さんがランナー対して科学的根拠に基づいた様々なトレーニングサービス提供をしている、東京表参道のランニング専用トレーニングジム『SPORTS SCIENCE LAB(スポーツサイエンスラボ)』にお邪魔し、ランニングアビリティ測定サービスを体験してきました!

SPORTS SCIENCE LABってどんなところ?

SPORTS SCIENCE LABとは

SPORTS SCIENCE LABは、表参道にあるトレーニングジム。プロランナーの八木勇樹さんがプロデュースをした、「科学的根拠に基づいたトレーニング」の提供をコンセプトにしています。

「日本の陸上界は今もなおレベルアップを重ねていて次々と新記録も出ている一方で、ひと昔前のトレーニングが当たり前のように行われているなど、まだまだ改善できる部分が残っています。世界に遅れを取らないためにも、科学的根拠に基づいたトレーニングは必須です。そして私たちはトップアスリートだけでなく、自分の記録を1秒でも更新するために、日々トレーニングに励む方、全員をアスリートと定義し、そんなアスリート達が高水準なトレーニングを受けられるような施設を作りたいという思いから、このジムを立ち上げました。」

2017年設立とまだ新しいにもかかわらず、2018年11月に開催されたつくばマラソンでは、大会に参加した20人以上の会員さんのうち半数以上が自己ベストを達成できたそう。この達成率、業界的に見てもかなりの打率です…!

施設ではVO2MAX(最大酸素摂取量)やAT値(無酸素性作業閾値)などの身体データを測定でき、練習についてのアドバイスを受けられるほか、完全個室の低酸素ルームでトレーニングをすることも可能。初心者から熟練者まで幅広いレベルのランナーをサポートしています。

というわけで、身体データに基づいたトレーニングをするための第一歩でもある、ランニングアビリティ測定サービスを体験させてもらうことに。

今回体験してくれたのは、フルマラソン初挑戦を目前に控えたスポリートアンバサダーのmiwaさんです!

アンバサダーの体験

アテンドしてくださったのは、SPORTS SCIENCE LABのランニングコーチで実業団選手としても活躍された経験を持つ、新田良太郎さんです。よろしくお願いします!

ランニングコーチの指導

いざ、体験!

ランニングアビリティ測定では、心拍数や呼気からデータを計測することで、VO2MAXやAT値などの数値を算出します。簡単に言えば、より楽しく、速く走れるようになるために自分の身体の現状を把握して、タイムやペース、トレーニング内容の目安を出してみましょう、というもの。測定は施設内のトレッドミルで行われます。

さっそくmiwaさんも挑戦!

まずはウォーミングアップ

まずはウォーミングアップで軽く走ります。

マスクを装着して計測

身体があたたまったところで、呼気ガスを測定するためのマスクを装着。

トレッドミルでスタンバイ

ふたたびトレッドミル上にスタンバイ。いよいよ計測スタートです。

徐々にスピードアップ

最初は歩くほどのゆっくりなペースから、徐々にスピードアップ。

限界まで追い込む

「もうこれ以上はムリ〜!」となるところまで粘ります!

測定終了

測定終了、おつかれさまでした〜! 「最後は脚の動きがわからなくなるくらいきつかった…!」とひとこと。

測定後はシャワーを浴びている間に、結果を算出してまとめておいてもらえます。

フィードバックを貰う

結果が出たら、数値の解説や今後に向けてのアドバイスをもらうためのフィードバックタイムです。

アドバイスを受けるアンバサダー

ちなみに、今回のmiwaさんの測定結果はこんな感じ。

測定結果

新田さんからのコメントとともにザッと数値を見てみましょう。

  • 最大心拍数…186
    「一般的には(220-年齢)が最大心拍数の目安。miwaさんも平均的な数値でした」

  • VO2MAX…32.1
    「VO2MAXとは最大酸素摂取量のこと。つまりどれだけの酸素を身体の中に取り込めるかという数値で、高ければ高いほど◎。女性の平均はだいたい30くらいですが、ランナー(女性)であれば50-60くらいあってもいいかな、というところ。練習の内容を少し見直せば、miwaさんももっと数値を上げられるはずですよ」

  • VO2 SCORE…0.84
    「1.2を100%として、今回の測定でどの程度心肺機能を追い込めたか、という目安の数値です。これが0.84ということは、もう少し追い込めたかもしれません。これもトレーニング次第でもっと自分の力をギリギリまで開放できるようになります」

  • AT値…163
    「AT値とは、有酸素運動から無酸素運動に切り替わる心拍数のこと。フルマラソンを走る際には、この数値を超えないくらいの心拍数で走り続けるのが一番効率がいいとされています」

  • AT値走速度(フルマラソン適正ペース)…7''03
    「AT値の心拍数で走った場合の、miwaさんのペース。1kmあたりだいたい7分ほどのペースで走り続けるのいいよという目安です」

  • フルマラソン予測タイム…4:57'50
    「適正ペースで走った場合、miwaさんの場合はフルマラソンを4:57'50で完走できる、という目安のタイムです。今度挑戦されるフルマラソンでは、5時間切りを目標にするのがよさそうですね」

それぞれの測定結果についてフィードバックをもらったら、トレーニングメニューについてのアドバイスももらえます。

アドバイスを貰う

「これまで心拍数は意識したことがなくて、練習ものんびりと気持ちの良いペースで走ることがメインでした。今回、心拍数や、心肺機能を上げることの大切さを教わったので、これからは意識してみようと思います!」(miwaさん)

その後、miwaさんはフルマラソンを見事完走!

SPORTS SCIENCE LABでの測定体験の後、miwaさんは無事に初フルマラソンを完走! 無事に5時間切りを達成しました。
「最初に測定体験のお話をもらったときは、私みたいな初心者が行ってもいいのかなと思っていたのですが、いざ体験してみて、いろいろ教えてもらうと、数値の見方や目安がわかりました」と、初のフルマラソン挑戦にも今回の体験を役立ててくれた様子。 自分の身体の状態を知りたい方や、データ好きの方は、一度ランニングアビリティ測定を受けてみてはいかがでしょうか!

ランニングの測定を受ける

取材協力

SPORTS SCIENCE LAB 
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-24-23 胡桃の舎102
TEL :03-6447-2293
最寄駅 : JR「原宿駅」表参道口より徒歩10分
東京メトロ「明治神宮前駅」5番出口より徒歩5分
東京メトロ「表参道駅」A2番出口より徒歩7分
〈営業時間〉
月曜日 17:30〜22:00(21:15受付終了)
火〜金曜日 10:00〜22:00(21:15受付終了)
https://sslab.tokyo/

プロフィール

  • miwa

    スポーツや体を動かすことが大好き!でも唯一楽しくないのがランニング、、そんな自分を変えたいと思い、去年の12月からランニングを始めました!今年の4月に初めての大会に参加し、無事にハーフを走りきりました。それからは様々な形でランニングを楽しんでます。楽しく気持ちよく走っていきたいです。

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