アンバサダーリポート「ウルトラマラソン完走への道〜サプリ編〜」
みなさんこんにちは。藤原商会・シューズアドバイザー助手です。
サロマ湖ウルトラマラソンまで残り1ヶ月を切りました。
今回は、完走するために重要な補給「サプリ」についてご紹介します!
サプリはこんなにたくさんあります!
数あるなかから選んだのは、「Maurten・モルテン」
ウルトラマラソンを完走するために、アイテムも揃える時期、
レースで実際に使う“時計、リュック・ポーチ、シューズ、ウエア”etc.
そのなかでも一番大事な補給食「サプリ」も練習中に試して決める、それもこの時期に決めたいところ。
レース前の大事な準備
フルマラソン〜ウルトラマラソンなど長距離のレースを完走するためには、走りながら失っていくエネルギーの補給が非常に大切。
フルマラソンでは歩きor走りながらドリンクや補給食を食べたりしますが、ウルトラマラソンでは各エイドステーションで止まってドリンクを飲み、補給食を摂る風景が多く見られます。それだけ「補給」が重要とされる過酷なレースなのです。
マラソン中継でエリート選手がスペシャルドリンクを摂るシーンを観たことがあると思います。あのスピードなので固形物を摂る選手はほとんどいませんが、瞬時に走るためのエネルギーを蓄えられるようなドリンクが、ミックスされて入っています。
私も今回、エリートランナーが使用しているサプリを試してみることにしました。
その名は「Maurten・モルテン」
スウェーデン生まれのこのメーカーが作りだしたサプリは、実は2年前にフルマラソンの世界最高記録となる“サブ2”(2時間切り)にシューズメーカーが挑むプロジェクトが行なわれた際に、使用されたスペシャルドリンクです。
「Maurten」は160・320と炭水化物量が表記されている2種類のパッケージで、炭水化物濃度がなんと他のスポーツドリンクに比べて3倍だそう!!
カーボローディング※替わりにこのドリンクを前日から飲むアスリートもいるそうですよ。気になる味は……ごくシンプルな「砂糖水」のような味です。
※カーボローディング…運動エネルギーとなるグリコーゲンを通常より多く体に貯蔵するための、運動量調節や栄養摂取法。
ちなみに、レース前にジェルなどの補給食を試す理由として
「お腹がゆるくなる」
「味がまずい、気持ち悪くなる」
「エネルギーが枯渇する距離の把握」
など、レース本番前に、自分にあった補給食を選び、サプリなどを補給するタイミングも知ることができるというところがあります。
長時間を走る際の気分転換にもなるものなので、必ずレース前には本番で摂る補給食は試して欲しいです。
☆お腹がゆるい人は特にランニングの最中にサプリを試してください
「Maurten」使ってみました!
今回私は、5月のLSD、NZHawke’s Bay マラソンで「Maurten」を使ってみました!!
パウダー状のサプリなので必ず500mlのお水で溶かします。
水に溶けにくく、溶けるまでには10分くらいかかります(※温度・湿度差もあり)。
ペットボトル・フラスコと2つに分散して、リュックのホルダーへ。
LSDでは30分毎に、レースではスタート前〜スタート後から30分毎(約5〜6キロ)にドリンクを1口2口程度飲みました。
水分補給もできるので、エイドステーションには立ち寄りません。なのでロスタイムもなし!
いつも飲むジェルだと手が汚れてしまったり、切り口がうまくいかなくてイライラしたりしますが、「Maurten」だとその心配も無用です!!
LSDでは500mlでもったのですが、レースだと30キロすぎでなくなってしまいました……。
実は、 Hawke’s Bayマラソンはエイドステーションにドリンクはあるのですが、補給食はないのです。でもこれまで蓄えてきたエネルギーのおかげもあり、大幅な失速もなく完走することができました!!
実際に使った感想として
- レース本番の温度によっては500mlを2本分用意することが必須
- ジェルタイプの補給食と比べて補給するのが楽
- エイドのフードも食べられる(私の場合です。個人差あり)
- レース後の胃もたれがない
いろいろなサプリを試してきましたが、やはりこのサプリは有名なアスリートが使うだけあって、とても良かったです!
走るために必要なエネルギーのみを胃のなかに蓄えることができるサプリなので、補給食を摂ることが苦手なランナーや、後半固形物が喉に通らない、補給のジェルも苦手だという人にはドリンク感覚でエネルギーが摂れるので、特にお勧めしたい補給食です。
このサプリでサロマ湖ウルトラマラソンも完走に一歩近づいたような気持ちです!