【サプリメント図鑑vol.18】グリコ「パワープロダクション」編 ─ 目的と美味しさにこだわる「プロテイン」シリーズ
長年愛飲されている定番から革新的な新製品まで ─ ランナーに愛飲されるサプリメントについてメーカー担当者から開発秘話をうかがう、スポリートの“サプリメント図鑑”。今回のテーマは、江崎グリコ株式会社の『パワープロダクション』シリーズから、いまやトレーニーだけのものではなくなった「プロテイン」シリーズです!
江崎グリコといえば、お菓子や食品のイメージも強いですが、スポーツサプリメントも人気商品の一つ。多くのトップアスリートに長年支持されているパワープロダクションシリーズは、トレーニーだけでなくランナーにもオススメ。
そこで、NESTA認定パワーサプリメントスペシャリストでもある伊藤大輔さんに、たくさんあるラインナップの中から、今回は今や普段摂るものとして定着してきた「プロテイン」シリーズについて開発の背景や商品の魅力についてお話を聞いてきました!
ランナーがプロテイン??
マックスロード ホエイプロテイン
──そもそも、ランナーはプロテインを飲んでも良いのでしょうか?
ズバリ、スポーツをやっている人も、種目を問わず、ぜひプロテインを飲んでほしいです。
プロテインを飲むということは、体を作るうえで重要な「タンパク質」を栄養補給する、といった意味になります。
また、ランナーの方はたくさんのエネルギーを使うため、うまくエネルギーを摂取していかないと、せっかく作った筋肉を分解してしまうことになります。プロテイン=タンパク質を上手に摂取・活用することで、効率的なトレーニングを継続することができます。
──プロテインには様々な種類があるため、何がいいのか迷ってしまいます
プロテインの種類としては原材料から「ホエイ・ソイ・カゼイン」などが主に挙げられます。
「筋肉」にフォーカスするのであれば、ホエイがおすすめです。いわゆる牛乳などの乳に由来する「乳清(にゅうせい)」でできていて、吸収が早いという特徴があります。ただ、ホエイプロテインは、乳を原料にしていますので、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしてしまう方は、同じようなことが起こるかもしれません。そういった方は、乳糖が少ない・入っていないプロテインを選んでいただければと思います。
ホエイプロテイン
例えば、こちらのパワープロダクションの「ホエイプロテイン」は、プロテインを飲むとお腹がゴロゴロしてしまうという方に特に試してほしいですね。このポイントは、他のメーカーさんのプロテインを選ぶ際にも同様なので、牛乳などでおなかがゴロゴロしやすい方は特に意識すると良いと思います。
ソイは、ホエイと比べると吸収スピードの点では劣ります。一方で、食事後体熱産生(摂取したエネルギーの一部が体熱となって消費されること)という特徴があり、ダイエットに向いているプロテインといえます。もちろん、飲めば痩せるというわけではなく、あくまで補助食品ですので、トレーニングをしたうえで、正しく摂取していただければと思います。 以前はよく、味がいまいちという意見や、そもそも商品種類が少ないなど、比較的選びにくいプロテインでしたが、最近ではソイプロテインの商品も美味しくて種類も増えてきました。選択肢が多くなってきたように思います。
──パワープロダクションの「マックスロード・ウエイトアップ」とは、どのようなプロテインですか?
マックスロード ウエイトアップ
こちらは身体作りをしている方や、ダイエットをしている方などにおすすめで、食事と置き換えられるという特徴があります。
なぜなら、たんぱく質の他に、糖質、脂質、中鎖脂肪酸など、様々な栄養素をバランスよく詰め込んでいるためです。食事にプラスすればウエイトアップになりますし、逆に、食事を減らして置き換えればウエイトダウンになります。
食事のコントロ―ルが苦手な方には、ぜひうまく活用していただきたいですね。商品名が「ウエイトアップ」という名前ですが、上手に使えば、ウエイトダウンにも活用できます。このようにとても便利に使える商品なので、ここ数年人気急上昇の商品です。笑
プロテインの飲み方について
──プロテインはいつ飲めばいいのでしょうか?
一番はいわゆる「ゴールデンタイム」ですね。「ゴールデンタイム=運動直後の30分以内」に飲むことが圧倒的におすすめです。人間の筋肉は、分解と合成を繰り返していますので、栄養補給を筋肉合成のピークに合わせるという意味で、ゴールデンタイムに必要な栄養を摂ることは非常に重要です。
ゴールデンタイムを意識することで、より効率的に、筋肉を合成することができます。
──ゴールデンタイム以外で、おすすめの摂取タイミングはありますか?
他のタイミングとしては、食事の際や就寝前が挙げられます。ただし、就寝前に飲むのであれば寝る直前よりも、就寝1~2時間前までに飲むことをお勧めします。
ランナーに関わらず、トレーニングを頑張る方は内臓の負担にも気を配ってほしいなと思います。そういう意味でもできれば寝る直前ではなく、その少し前に飲むことをお勧めします。
──トレーニングをしない日は、どのタイミングで摂取するのが良いのでしょうか
朝がおすすめです。基本的には、朝昼晩の食事でたんぱく質を摂ることが必要ですが、一番摂ることが難しいのは朝です。アスリートの方でも、朝ご飯が食べられないという方が時々いますが、非常にもったいないことです。
朝ご飯を抜いてしまうと、前の日の晩から次の日の昼まで栄養補給ができないため、体が飢餓状態になってしまいます。その結果、筋肉が分解されてしまいます。
ただ、朝は時間がないですよね。「たんぱく質」を食事で摂るには、通常焼いたり煮たり蒸したりと、加工が必要なので、忙しい朝には少々ハードルが高くなりがちです。なので、朝は白米だけ、食パンだけ、とかになりがちですよね。
だからこそ、ぜひ、朝食に「プロテイン」を取り入れてあげてください。糖質と脂質だけでなく、たんぱく質も摂ることができるため、非常にバランスが良くなります。
──朝にたんぱく質を摂ることは重要なんですね。他に、1日の食事で意識すべきことはありますか?
食事の量に関して言えば、朝はたくさん食べていただいた方が良いです。朝食べる分は、日中のエネルギーとして消費されるので、そこまで気にしなくてもいいと思います。
問題は夜ですね。夜は基本寝るだけになってしまいますので、消費できなかった分がそのまま体に蓄えられてしまいがちです。イメージとしては、逆三角形▽のような形で、朝たくさん食べて、夜にむかって細くしていく……という食事量が理想です。
また、食事で意識していただきたいのが、以下のポイントです。
- 朝は、意識的に「たんぱく質」を増やす。
- 昼は、意識的に「脂質」を減らす。
- 夜は、意識的に「糖質」を減らす。
以上のことを意識してみてほしいです。食べる量を少し意識してみたり、サプリメントをうまく活用したりして、ぜひ「栄養」にも意識をフォーカスしていただきたいですね。
──プロテインを飲むと、太ってしまわないかが気になります
おそらくそのイメージは、糖質の入ったプロテインのせいかもしれません。プロテインの糖質が気になる方は、糖質が少ないものを選んでいただければと思います。食事にプラスすることで、たんぱく質だけをしっかり摂ることができます。たとえば、パワープロダクションの「ホエイプロテイン」であれば、高たんぱく&低脂質という特徴があります。味もプレーン味なので、「甘いのが苦手」という方でも、比較的飲みやすく、続けていただけると思います。
──1回につき摂取すべきプロテインの量は
人間の体が1回に吸収できるたんぱく質の量は20~40gくらいと言われています。多く摂ればいいというわけではないですし、むしろ、余った分は脂肪になってしまいます。適量を摂っていただく意識が重要になってきます。
もちろん体質や体型によって個人差はあります。まずは、パッケージなどに書かれている推奨量を試してみて、自分の体感を見ながら、増減させたりして、調整していただければと思います。
──プロテインを飲む際のポイントはありますか
基本は「水」で飲めるようになっておくことでしょうか。トレーニング直後に飲むのであれば、場所にもよりますが水で飲むシーンが増えると思いますので、水で飲むのに慣れておくのも良いと思います。
食事にプラスするのであれば、牛乳で飲むのもお勧めです。ですが牛乳と一緒に飲むと「脂質」が気になるランナーの方も多いはず。そういう方は「低脂肪乳」にするなど工夫してみるのもよいのではないでしょうか。
今では、プロテインもかなりおいしくなってきています。様々なメーカーがプロテインを販売する中で、「味」は差別化の大きな要因の一つになっていますので。
もちろん弊社は食品メーカーなので、味には絶対の自信があります。もし美味しいプロテインを飲みたいのであれば、ぜひパワープロダクションのプロテインを試してもらいたいですね!
まとめ
「ランニングだからプロテインは必要ない」と思っていた方もいるかもしれません。また、なんとなく「プロテインがよいのかな」と思っていた方も、どうやって摂っていくのかがあいまいだったかもしれません。
プロテインを正しく取り入れることで、より良いパフォーマンスにつながります。特徴を理解し、楽しみながら、スポーツサプリを取り入れて、よりよいランニングライフを続けていきましょう!
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