ランナーに必要な健康の土台づくりは、主食を食べるだけ! 1食に必要な栄養素全部入りの「BASE FOOD®」って一体ナニ!?
忙しい現代人は生活習慣が乱れがちで、1日に必要な栄養を摂れていないことも少なくありません。食事の乱れは身体の乱れ、市民ランナーにとっても頭の痛い問題です。でも必要な栄養素を主食で摂れて、しかもコンディショニングにつながるとしたら…?そんな夢のような食品、実はありました!多数のアスリートも使用しているという理想の完全食“BASE FOOD®”。その特徴や開発秘話を、広報担当の白川美穂さんに教えていただきました
ベースとなる栄養素が全部入った“BASE FOOD®”って一体どんなもの?
──早速ですが、BASE FOOD®とはどのようなものですか?
白川:パンや麺に、身体に必要な栄養素をすべて入れた、完全栄養の主食です。主食というと炭水化物だと思われがちですが、ベースフードは1食の中に1日に必要な栄養素の1/3、約30種類の栄養素が含まれています。食物繊維やタンパク質、ミネラル、ビタミンといったものをバランスよく配合し、これを食べることで身体に必要な栄養のベースを整えることができます。主食は誰もが食べるものだから、ここに必要な栄養素を全部入れてしまえば、誰もがむりなく健康になれるのでは、という代表の橋本の発想から誕生したものです。医学専門家の方、開発に協力していただいているシェフたちも栄養素や味を推薦してくださっています。
──主食で栄養を摂る、という発想が新しいです。
白川:1食でこれくらいの栄養素を、野菜なら何グラム摂りましょう、とよく言われますよね。でも忙しい現代人は食事が偏りがちで、必要な栄養素を摂れていないことが多々あります。それを、このBASE FOOD®なら主食を食べるだけでいいんです。
──なるほど、それが「完全食」というキャッチコピーの元ですね。
白川:注意していただきたいのは、これは「ベースを作るもの」であるということ。これだけを食べなければいけない、ということはありません。普段の食事に取り入れて、栄養のベース作りに役立てて欲しい「主食」なんです。
BASE PASTA®(フェットチーネ)。平打ち麺でミートソースなど、しっかりした味付けに合う。
BASE PASTA®(アジアン)。まぜそばなど、アジア系のメニューにぴったり。
──現在は麺とパンが2種類ずつ発売されていますね。
白川:BASE PASTA®は太く平たいフェットチーネと、細麺のアジアン、BASE BREAD®はプレーンとチョコレートを現在販売しています。カロリー的にはフェットチーネ383kal、アジアン390kal、プレーンが205kal、チョコレートは252kalで、入っている栄養素は同じです。なお、パンは2つで1食と計算します。通常の食事では摂りすぎてしまう炭水化物、脂質、塩分は抑えてあり、ここにソースやジャムを足しても摂りすぎないように設計しています。パンは全粒粉のパンを食べている方には近い感覚で食べていただけると思います。チョコレートはそのままでも美味しいです。常温で約1ヶ月保存できます。
BASE BREAD®(プレーン)。そのままでもしっとり感はあり、温めるとモチっとした感触が増す。ジャムをつけたり、サンドイッチのバンズにしたり、アレンジ方法は多彩。
BASE BREAD®(チョコレート)。これだけでも美味しい、完成された味わい。チョコレートの発売で、女性の利用者が激増したという人気の品。
高校の化学までおさらいし、理論も固めてパスタ作りからスタート
──このBASE FOOD®がどのようにしてできたのか気になります。開発ストーリーを教えてください。
白川:代表の橋本は元々IT企業で働いていました。20代後半になり、疲れが取れにくくなったり、体調を崩しても治りにくかったりという、身体の変化を感じるようになったそうです。仕事もプライベートも充実させたいのなら何より大事なのは健康、そう思ってジム通いや睡眠時間の確保も心がけましたが、食事に関してつまずいてしまいます。もともと食べることは好きでしたが、健康のために何を食べたらいいのかと考えたら、適切な量や栄養素について何も知らないことに気付いたんです。
──確かに身体にいいもの、という感覚だけでは何をどれだけ食べればいいのかわからないですね。
白川:しかも仕事から帰宅して疲れているのに、食事まで頑張って作るのは大変ですよね。今でこそ料理の腕前もすごいんですが、当時自炊でできるものといえばパスタを茹でてソースと混ぜるぐらいだったといいます。そこでひらめいたのが、「麺やパンなど、主食はどんな忙しい人であっても食べる。その主食で栄養が摂れて、そしてそれが美味しければ無理なく続けていけるのでは」ということだったんです。
──それが開発のきっかけなんですね! 食や栄養に関する知識を橋本社長はお持ちだったのでしょうか?
白川:それがぜんぜん(笑)。ゼロからのスタートでした。知り合いの栄養士に相談し、教えてもらった厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」がヒントになりました。これは給食を作るときに栄養素の計算にも使われるものですが、ここに定められている栄養素を満たすものを開発していけば、理想的な主食ができると考えたんです。そこから独学で栄養の勉強を始め、近所のイタリアンのシェフと知り合いになるなど、相談相手も増やしていきました。また、栄養学以外に高校の化学も一通り勉強し直したそうです。
──なぜ化学を?
白川:まずパスタの開発から始めましたが、通常のパスタには含まれない材料をたくさん使います。だから麺づくりについてのレシピというものがそもそもなかったんです。だからパスタの形にするには、材料の組み合わせがどのような化学反応を起こすのか、理解しないと作れないと思ったのだそうです。
──理論も知っておこうということですね。苦労した点はどのようなところでしょう。
白川:脱サラして最初は一人で開発していたんですが、まず生地としてまとまらない、茹でたら溶ける、美味しくない等、うまくいかないことばかりだったようです。ただ、化学などを学んだことで理論的にはできる、という感覚があり、信じて改良を重ねていきました。学んだ知識を活用し、シェフや製麺所の方々にも助けられながら一つ一つ課題を解決したんです。何か大きな成功のきっかけがあったというよりは、栄養価の高い材料から順に配合を変えて試作を重ねる地道な作業です。そして茹でることができるパスタの状態にまでなったとき、“いける!”と感じたそうです。形がパスタになってからは美味しさを追求して味の調整を重ね、約1年かかってパスタを作り上げ、他の商品開発へと続いていきます。
苦心の末に作り上げたフェットチーネ(左)とアジアン(右)。開けると匂いに特徴があるが、茹でると気にならない。
アスリートの身体に大事な栄養が、考えなくても食べるだけで摂れる
──コツコツ、地道な作業が結果を生んだんですね。このBASE FOOD®、アスリートにはどんなメリットがあるでしょうか。スポリート読者は市民ランナーなので、興味を持つ部分です。
白川:アスリートこそ、食事における栄養バランスを考えることが求められます。市民ランナーの方もそうだと思うんですが、運動をされる方って栄養にも詳しく、一般の人たちよりもよく知っているし、考えています。でもBASE FOOD®は1食に必要な栄養素が既に含まれていますから、考えなくても食べるだけでいいんです。計算不要、その上美味しい。それが最大のメリットですね。それにフェットチーネは2分、アジアンは1分で茹で上がるので時短が魅力的という人もいます。
──実際、アスリートの方も利用されているのでしょうか。
白川:数多くいらっしゃいます。実業団で活躍し現在は指導をされている八木勇樹さん、マラソン大学さん、バスケットやサッカーの選手、フィギュアスケートのトップ選手もいらっしゃいますね。
──反応はどうですか?
白川:商品が完成してから、アスリートに限らずさまざまな方に試してもらいました。だいたい2〜3ヶ月食べると便秘が改善した、疲れにくくなった、また飲んでいたサプリメントが不要になったなど、健康を実感する人が多いように思います。特にアスリートからは、「考えないでいいので食事が楽になった」「これなら食べやすい」という声がありますね。ほかにも減量期のボクサーは食べるものを減らしつつも、ビタミンやミネラルといった栄養素は必要なので、役立つと言っています。また、パンは補食に使われる方が多いです。コンビニでパンを買うより、こちらのほうがしっかり栄養が摂れますから。
ランナーに興味を持ってもらえそうなお話としては、先程名前を挙げた八木さんはケニア人選手の指導で現地に行く際、BASE FOOD®を持っていかれたんです。ケニア人は身体能力こそ高いものの栄養事情がよくなく、栄養素をきちんと摂れていない選手が多いそうなんです。でもBASE FOOD®を食べさせているうちに足がつりにくくなったとおっしゃっていました。これは含まれるミネラルなどが影響しているんだと思います。ここに挙げた話は個人の感想ではありますが、少なからず健康改善を実感した方がおられるのは確かです。
パッケージの裏には栄養素がよく分かるように大きめに表示されている。
──なるほど。まさに身体のベースを作るのにいいことずくめに思えますね。運動する人はこれにさらに何かを栄養素や食材を加えたりした方がいい、というようなおすすめはあるのでしょうか?
白川:アスリートはむしろ、足すことは控え気味かもしれません。というのもタンパク質だけでもパスタには30g弱入っています。(パンは1個で13.5g)。だから極端に何かを増やして摂りすぎにならないよう、気にしている人が多いですね。BASE FOOD®だけでバランスは整っている訳ですから、1日3食食べる中で偏らないように気をつけていただければ、好きな食べ方でいいと思います。
【スポリート編集部流簡単アレンジ①/ビビン麺】 コチュジャン大さじ1、砂糖大さじ1、醤油大さじ1/2、酢大さじ1/2、ごま油大さじ1、唐辛子を好みで加えた調味液に、茹でたアジアンの麺を混ぜる。ゆで卵、キムチ、きゅうり、韓国のりなどトッピングは好みのものを。
【スポリート編集部流簡単アレンジ②/トマトソースのフェットチーネ】 フェットチーネに市販のトマトのパスタソース、ミニトマト、サラダチキンを角切りにしたものを加え、粉チーズを彩りに。
1ヶ月20食程度で身体のベースを整え、好みの食べ方で継続を
──BASE FOOD®はどのように食べればいいでしょうか。また回数など目安はありますか?
白川:身体のベースを調えるという意味では、1ヶ月20食、平日1回程度を推奨しています。「スタートセット」はBASE PASTA®のフェットチーネ2食、アジアン2食、BASE BREAD®のプレーン2食(4個)、チョコレート2食(4個)の計8食から試していただけます。食べ方についてですが、BASE FOOD®で栄養バランスのベースは整えられます。先程も言ったように、そこまで気にせず、好きな食べ方をしてもらえればいいと思います。食事というのは続けないと結果が出ないので、そこを大事に考えて開発していますし、鍋一つでできるとか、缶詰を使ったものなど、続けやすいレシピの紹介もしているので参考にしてくださるとうれしいです。
──それぞれが好きな食べ方を見つけることで、継続することが大事なんですね。
白川:本当にそうです。主食だけにアレンジが効きやすいので、いろいろ楽しんで欲しいです。例えばアジアンの麺は和風の味付けが合うんです。納豆とかいいですね。焼きそばなど、さまざまにアレンジ可能です。パンはバーガーやサンドイッチにする人が多いですね。最新作のチョコパンはそのままでも美味しくて、私も忙しい朝はそれで朝食を済ませています。
──通信販売のサイトではソースも販売されているんですね。
白川:料理が得意ではないという方もいらっしゃるので、麺に合う特製のものを2種類と、8月からはスタッフが市販のものから美味しいと厳選したものも加えた、「月替りセット」も提案しています。
商品と一緒に届く月1回発行の「ベースフードジャーナル」には、簡単なアレンジ方法が掲載。コンビニ食材活用など、手軽にできるレシピが嬉しい。
美味しく食べるうちに、誰もが健康になれる世界を目指して
──今後はどのような展開を考えられていますか?
白川:我々は「主食をイノベーションし、健康をあたりまえに」というミッションを掲げています。でもいくら健康にいいといっても、美味しくないと続きません。食で難しいのは、やはり続けることです。ストイックな人だけが食べるものではなく、みんなが美味しく食べているうちに、いつの間にか健康になっている世界を作りたいと思っているんです。
──栄養をアピールする食品は味気なかったりしますものね。それだと途中でやめてしまいそうです。
白川:そうなんです。だからより続けやすく、食べやすいものになるよう、発売以来も味の改良を重ねてきましたし、今後も続けていきます。その上でやはりユーザーが飽きずに楽しんでいただけるよう、商品のラインナップを増やしていくことを目指しています。
──通信販売以外でも食べられる機会があるといいのですが。
白川:外食チェーンの「PRONTO」で、3月からBASE PASTA®を使ったメニューが食べられるようになりました。評判も上々なので、試してみたい方はお近くの店舗まで行ってみてください。今後も飲食店様と共同でメニューを提供できるような展開は考えていきたいです。より多くの人にBASE FOOD®で健康な身体を手に入れていただきたいですね。
──美味しいものを食べるだけで健康な身体のベースができる、というのがとても魅力的で、多くの市民ランナーに試して欲しくなりました。白川さん、今日はありがとうございました!
【スポリート編集部流簡単アレンジ③/サバ缶サンド】 プレーンのパンにマヨネーズを塗り、サバの缶詰1/2缶、レタスを挟んで完成。
【スポリート編集部流簡単アレンジ④/卵とアボカドサンド】 ゆで卵1個、アボカド1/2をつぶして塩コショウ、レモン汁少々、マヨネーズで和えてプレーンのパンサンド。ハムはお好みで。