ランニング用の靴下は、こう選ぶ
ランニング用の靴下には走りをより早く、より快適にするため、そして疲労を軽くし怪我から足を守るための様々な機能があります。速く楽しく格好良く走るためにランニング用靴下も機能をしっかりチェックして選びましょう。
ランニングする時、まさか普段の靴下を履いていませんか? ランニング専用に開発された靴下で走れば、タイム短縮や痙攣や足まめ予防にもなり、気持ちよく長時間走ることができます。自分の目標や問題点に合わせて上手にランニング用の靴下を選ぶ方法をご紹介します!
速く走りたい人のための5本指靴下や、滑り止めのついたランニング用靴下
スピードを出して走るには足指で地面をしっかりと蹴ることです。このために役立つのが5本指の靴下です。5本指靴下を履いて走ると、足指一本ずつを意識して使うことができ指先を使って地面をつかむことができるので、より強い力で蹴れるようになります。しかし、普段の生活で足指のない靴下やタイツなど履いていると、意識して足指を使うことがありません。最初に5本指靴下を履くときは、ランニングする前に数回履いて足指の感覚を慣らしておくとより快適にランニングできるようになります。また、靴下の裏に滑り止めがついていると靴の中で滑らないので、より強く地面を蹴ることが可能です。
足を怪我や疲労、痙攣から守るための機能があるランニング用靴下
靴下の厚みや長さで足まめや痙攣防止
普段の靴下でランニングすると、靴の中で足まめや靴擦れができて痛かったり、汗が冷えて温度が下がったりして走りの邪魔になります。また、薄い靴下は足の力を地面に伝える感覚が分かりやすいのですが、足まめができやすいという欠点があります。足まめを防ぐにはある程度厚めの靴下がいいでしょう。また、アンクル丈や足首が隠れる丈の靴下は軽くて履きやすいですが、短い丈の靴下はふくらはぎの保温ができず痙攣しやすくなります。痙攣防止や保温重視の方はハイソックス丈の靴下を選びましょう。「ゲイター」というふくらはぎだけカバーするレッグウォーマーの形をした靴下もあるので、季節や走る距離に応じて短い丈の靴下とゲイターを組み合わせると便利です。
コンプレッションサポート付き靴下で怪我防止、疲労軽減
ふくらはぎや足首、土踏まずに圧力がかかる機能のことをコンプレッションサポートといいます。普段の生活でもむくみ防止にひざ下を締める靴下がありますが、ランニング用靴下では部分的に圧力をかけます。ランニング中には土踏まずのアーチがだんだん下がってきて、疲れや痛み、足底筋膜炎などの怪我の原因になります。これを防ぐために土踏まずなどに直接テーピングする方法もありますが、コンプレッションサポート付きのランニング用靴下はテーピングの代わりをしてくれます。また、ふくらはぎを締め付けるコンプレッションサポート付き靴下はふくらはぎの疲労を和らげるとともに、ふくらはぎが痙攣するのを防ぐ役割もあります。