ランニングで得られる健康効果
ランニングが健康に良いとか悪いとか、いろいろな意見が飛び交っています。実際のところ、ランニングで得られる健康効果にはどのようなものがあるのかをいくつかご紹介します。
走ることを楽しみながら心も体も鍛えられるランニング。なんとなく健康にはよさそうだけれど……。ランニングで得られる健康効果とはいったいどのようなものでしょうか? モチベーションアップのためにも、もう一度ランニングの健康効果を考えてみましょう。
ランニングで健康になれる!?
ランナーが増加している昨今、ランニングは健康に良いとか悪いとか意見が錯綜していますね。ランニングを健康的に継続する秘訣は無理をしないこと。無理に自分を追い込むことが、心臓に負担になるなど健康を害してしまいます。運動強度は徐々に上げるようにして、体調に応じたトレーニングをしましょう。楽しく走ってさらに健康が手に入るなら最高ですよね。
ダイエット効果
ダイエットが目的で始めた方も多いのではないでしょうか。有酸素運動は、体に取り入れている酸素を使って血液中に余っている糖分や脂肪を燃焼し消費していきます。これが肥満予防の効果が期待できる理由です。そしてすでにメタボが気になっている場合も長く走れば内臓脂肪を消費でき、長期的にランニングを継続すれば皮下脂肪減少も期待できるので体重減少につながります。
心臓や呼吸機能を強化
有酸素運動には呼吸筋を発達させる効果があります。これにより呼吸がスムーズにできるようになり体内への酸素の取り込みやすくなります。また心臓の筋肉である心筋も発達させるため、血液の循環が良くなるという効果も。血行が良くなることで、肩こりや冷え性などの改善も期待できます。
生活習慣病の改善
ランニングを習慣化できると、高めと指摘された血糖値や血圧が下がるという効果も期待できます。またLDLコレステロール(悪性コレステロール)や中性脂肪の減少も期待でき、生活習慣病の改善につながります。
ストレス発散
走るって爽快で気持ちいい! そうなるには、理由があります。ランナーズハイという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。体に負担や苦痛を感じているにも関わらず、痛みを感じなくなり気分が高揚して幸福感まで感じてしまう作用のこと。走って足の筋肉を使うことで、脳内にエンドルフィンというホルモン物質が分泌されやすくなります。エンドルフィンの鎮静作用はモルヒネの5~6倍ともいわれ、高い鎮痛効果と幸福感が得られると言われています。ストレスは万病のもとといわれますが、走ることでストレス発散効果が期待できるのです。