インソールとケガの関係からみる、シューズの選び方

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スポーツにケガはつきもの。それでも、ケガを予防したいのが本音です。ランニング時のケガ予防に、インソールが重要な役割を果たしているのをご存知ですか?今回は、インソールとケガをテーマに、ランニングシューズの選び方をご紹介します。

ランニングを習慣にしているランナーにとって、シューズ選びは重要。ケガをしないように、走りやすいように、疲れないようにと、シューズへの拘りはあって当然です。特に、全身の衝撃が集まる足裏を支えるインソールは、怪我をしないためにも注目しておきたいパーツ。インソールとケガの関係から考える、ランニングシューズの賢い選び方を伝授致します。

インソールが役立つケガ予防の効果

インソールは、着地の衝撃を直に受けるもの。正しく選ぶことで、さまざまなケガの予防に役立つことをご存知でしょうか。足の痛みや疲労の軽減、衝撃の吸収、アーチサポート、着地の安定、O脚・X脚の改善、踵・膝・腰の痛み緩和など、インソールひとつでこれだけの効果があります。

ランナーが選びたいインソール

ランナーにとって大切なインソールの機能は、クッション性とアーチサポート。フィットしたインソールによって、着地の衝撃を分散・吸収することで、足裏だけでなく膝、腰への負担も軽減するのです。逆にフィットしていなければ、インソールと足の間が空くため、ランニングによって足裏は強い衝撃を繰り返し受け、足底腱膜炎になる可能性が懸念されます。

こんなランナーは気をつけて

例えば、週3回走るランナーのインソールは、概ね1ヶ月で機能が低下します。インソールとしての役割を果たさないインソールは、大ケガのもと。特に土踏まずの痛み、足裏の疲労感、偏平足、足底腱膜炎、膝や足首の痛み、ラン後に足裏の腫れなどの症状がある場合、直ぐにでも足に合ったインソールの購入をお勧めします。

シューズ選びはインソール選びから

ランニングシューズを選ぶとき、手に取って、アッパーやアウトソールを確かめる姿を見かけます。しかし、一番重要視したいのは、やはりインソール。試履の際、直接履く前にインソールを取り外してその上に足を置くと、サイズ感もフィット感も実感できます。

足の仕組みと構造を知ろう

足の構造を知ることは、ジャストフィットのランニングシューズを探すために重要です。知ってほしいポイントは「MP関節(指付け根下の大きく曲がる部分)の向き」「足底アーチと指アーチの動き」「つま先と踵の高低差」の3つ。この3つを意識して、ストレスフリーのランニングシューズを選びましょう。

フィット感は蹴り出し動作でチェック

ランニング時、蹴り出す動きでは、母趾球・小趾球・踵の3点がしっかり接地した状態から、踵を上げて足底アーチと指アーチが正常に働き、蹴り出す力を地面に伝えます。足底アーチがフィットしない、指アーチが自然に畳まれない状態では、力んでケガを誘発します。試履の際は、一連の蹴り出し動作でチェックすることがポイントです。

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