ダイエットとランニングの密な関係
運動でダイエットをしたい時に身近なのが、シューズさえあれば始められるランニング。有酸素運動のランニングは、その手軽さ以上に、ダイエット効果が期待できることをご存知ですか?健康的なダイエットとランニングの関係性についてお伝えしましょう。
食欲の秋、右にも左にも美味しいものが溢れる季節。ついつい食べ過ぎちゃって……。そんな日が数日続くと、あっという間に体重が増えてしまいます。秋は、運動にも最適な季節、美味しく食べたあとは、軽い気持ちでランニングを始めませんか?ランニングは、健康的なダイエットにうってつけ。今回は、ダイエットとランニングの関係性のお話です。
ダイエットに効果的なランニング
極端な食事制限をせずに、運動でダイエットと考えた時、痩せるために必要なのはカロリー消費。カロリー消費量と運動継続時間が、ダイエットと密接に関係しています。そこに着目すると、どちらも適えるランニングはダイエットに最も適した運動と言えます。
摂取カロリーと消費カロリーの引き算
ランニングで消費するカロリーは、体重(kg)×距離(km)。50kgの体重の人が10km走れば、500kcalの消費になります。1日に必要な基礎代謝量は一般成人男性が1500kcal、女性が1200kcal。摂取した1日のカロリーから基礎代謝量をマイナスした差異が過剰摂取量ですから、ランニングの消費カロリーが、過剰摂取カロリーを上回ればダイエットへの道は開けるのです。
走るタイミングと心拍数を意識しよう
ランニングで効果的にダイエットするには、走るタイミングと心拍数のコントロールが重要なポイント。最も効果的なのは、身体が低血糖状態にある空腹時。空腹状態のときは、体脂肪の燃焼率が上がります。心拍数は、早すぎず遅すぎず、ペースを保つことに意識を向けて。1分間の理想的な心拍数は、(220-年齢)×0.6~0.7です。アプリを使って心拍数をチェックしましょう。
ダイエットは長期戦で結果を勝ち取ろう
最も適していると言っても、すぐに効果が出るものではありません。千里の道も一歩からというように、コツコツと長期的に継続することが重要。一気に減量、一気にリバウンドでは、元も子もありません。長期戦で目標を達成させましょう。
ランニングを長続きさせるコツ
ランニングは、確実にカロリーを減らします。徐々に筋肉がついて基礎代謝が上がり、痩せ体質に変わっていきます。すぐに効果を実感できませんが、小さな目標をクリアして、積み木を積み上げるように継続することが大切。シューズやウエアを買う、好きな音楽を聴く、仲間を作る、時間を決めるなどして、継続できる環境を整えることが先決です。
カロリー消費だけじゃない効果
ランニングには、他の効果も期待できます。長期的に継続して走ることで、健康体になり、代謝がアップしますから、身体が温まり血行が良くなります。体内の老廃物が排出され、むくみや美肌など美容にも効果的。程よく疲れた身体は、質の良い睡眠を誘い、ストレスも軽減されます。健康的に美しく痩せることへとつながっていくのです。