寝る前のランニングは、やめたほうがいいの?
ランニングで適度に汗をかいた後は体も疲れているためぐっすり眠れるはず。しかし、実際にはランニング後なかなか眠れないという人が多いのです。それは一体どうしてなのでしょうか?寝る前のランニングはやめたほうがいいのでしょうか?
ぐっすり眠るためには少し体が疲れていたほうがいいはず。そう考えて夜寝る前にランニングする方もいると思いますが、実はランニング後なかなか寝付けないと悩んでいる方が多いのです。眠れなくなってしまうのはどうしてなのか?何に気を付けたらいいのか?一緒に考えていきましょう。
ランニング後眠れなくなってしまう?
運動後はぐっすり眠れると思っている方が多いと思いますが、実はそうではありません。夜寝る前にランニングをするとなかなか寝付けなくなってしまうのですが、それには次にあげるような原因があります。
明るい光は睡眠ホルモンの敵
夜走ると意外に明るい場所が多いことに気付きますよね。街灯やお店の明かり、車のライトなど、走りやすいというメリットもありますが、実は明るい光の下では睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌量が減ってしまって寝付きが悪くなってしまうのです。寝る前に携帯の画面やテレビを見ない方がいい、というのもこの理由からです。
脳の活性化が眠りを妨げる
走ると脳が活性化します。これ自体はいいことなのですが、夜遅くに走ると脳が休息モードに切り替わらず、眠りにくい状態になってしまいます。また運動で体温が上がるのも眠れなくなる原因の一つです。体は疲れているのになかなか眠れないというのは辛いですよね。
ちょっとの心がけで眠れるように
眠れなくなるので寝る前のランニングはやめたほうがいいと言っても、夜遅い時間にしかランニングの時間がない、という方も多いですよね。ちょっとしたことに気を付けるだけで寝る前のランニングのデメリットを解消できます。
寝る時間を逆算して食事、入浴しましょう
食事も入浴も体温をあげる行為です。体温が上がると寝付きが悪くなってしまうので 就寝の2時間前までに済ますのがベスト。また40度以上のお風呂は体温が下がりにくくなります。38度くらいのお湯につかってゆったりリラックスしましょう。
眠りの環境を整えましょう
明るいと睡眠ホルモンの分泌が減ってしまうのは前述のとおりです。心地よく眠りにつくためには出来るだけ部屋を暗くして環境を整えましょう。テレビ、スマホも見ないようにしてください。しっかり寝て疲れを翌日に残さないことがランニングを続ける重要なポイントではないでしょうか。