ジョギング前の準備運動
ジョギングに限らず、運動前の準備運動はとても重要。何の準備もせずに走り出して、ブチッと嫌な音が…。なんて事になったら取り返しがつきません。準備不足は、大きなけがを招く元です。今回は、ジョギング前の準備運動についてのあれこれをご紹介します。
シューズと道があれば、今日からでも始められるジョギングは、誰にでも身近なスポーツ。しかし、手軽ゆえに準備運動を忘れがちです。ほんの少し走るだけだからと、軽く考えるのは危険。短い距離でも走るということは、日常で使わない筋肉を使うものですから、それなりに準備運動が必要です。正しい準備運動で怪我なく楽しいジョギングをしましょう。
まずは身体を温めることから
まずはストレッチと思いがちですが、効果的な準備運動のためには、身体をしっかり温めることが大切。冷えた筋肉のままストレッチをしても、最大の効果は得られません。たっぷりと時間をかける必要はありませんが、これからジョギングする身体を作るためには、準備運動の前の準備運動で身体と共に心も準備しておきましょう。
30秒のジャンプで体幹を整えて
身体の力を抜いて、その場で30秒程度ジャンプしてみましょう。頭からつま先まで全身の血流が良くなり、身体が温まるのを感じて。ジャンプは、姿勢を整えて体幹バランスを良くしてくれる運動。体幹を鍛えると、怪我の予防にもつながります。
ウォーキングや軽めのジョグでも効果あり
準備運動の前に、ゆっくりペースのウォーキングや軽めのジョグで身体を温めるのも効果的です。呼吸を整えながら4~5分程度歩くと、気分も高まり身体も温まってきます。筋肉が程よく温まってきたら、邪魔にならないスペースでストレッチを始めましょう。
ストレッチは筋肉に語りかけるように
準備運動とは、走るための筋肉を整えること。「今から走るよ」と呼び掛ける気持ちで、ストレッチをしましょう。どの筋肉を伸ばしているのか意識すると細胞も目覚めてより活発になります。自分の身体に語りかけると、筋肉や腱をより柔らかくほぐすことができます。柔軟な筋肉は、怪我予防の重大なポイントになります。
足についたあらゆる筋肉をストレッチ
まずはゆっくりと膝を曲げ伸ばす屈伸運動から。踵は地面にしっかりつけるのがポイント。続いて伸脚、徐々に深くしていきましょう。踵をつけて、つま先は空へ向けると腿の筋肉が伸びているのがわかります。そしてアキレス腱、つま先も膝も身体も顔もしっかり前を向くと、股関節や腿裏まできれいに伸ばすことができます。
ジョギングは全身で走る!足以外の筋肉も
ジョギングは全身の筋肉を使いますから、足以外もしっかりほぐして。特に腰まわりはジョギングに重要な箇所、しっかり前後左右に回しましょう。次に肩回しで肩のストレッチを。柔軟な肩は、走るフォームがきれいになります。最後に手首、足首を。360度ゆっくりと満遍なく、念入りに回しましょう。