ランニングの給水ボトルは「ランのタイプで選ぶ!」~飲み方編~

グッズ 給水とドリンク

ランニング初心者でもアスリートでも、ランニングに欠かせないもののひとつに、水分補給があります。特に、気温のあがる春から夏、秋にかけては、こまめな水分補給が大切ですね。では、実際に走っていて、さあ水分補給だ!と思ったときに。「走りながらドリンクを飲むのって案外難しい」「どういう飲み方をするといいのかな?」と、とまどったことはありませんか?今回は、ランニングをはじめて間もない方に向けて、ドリンクの飲み方、その中でも「飲み口」にフォーカスして3つのタイプにしぼり、コストもふまえてそれぞれのメリット・デメリットについてまとめてみました!

ボトルや飲み口にはどんな種類がある?

スポーツドリンクなどの水分を、ランニングに持っていくときの選択肢には、主に次のようなボトルの種類、そして飲み口の種類があります。

ボトルの種類

・ペットボトル
スポーツドリンクなどの飲料を、販売されているペットボトルのまま携帯。

・スクイズボトル
スポーツドリンクなどの飲料を、ランニングなど、スポーツ中でも使いやすいように作られたスクイズボトルに入れ替えて携帯。自分のタイミングで押し出して飲むことが出来ます。

飲み口

ボトル状

ストロータイプ

プル式(引き上げ)タイプ

飲み口3タイプのメリット・デメリット

実際走りながら飲んでみると、どうなのでしょうか。3つの飲み口について、試してみました!

ボトル状

静止時、歩きながらではなんの不便も感じなかった、普通にペットボトルの中身を飲む状態。実際に走りながら飲むとなると、意外に難しいです。そういえば先日、スポリート企画で走っているふみかちゃんもペットボトルからの給水に苦戦していましたね。

【大学生の挑戦】ふみか20歳&そうた22歳フルマラソン初完走を目指して その4「ふみかそうた、20kmランに挑戦する」 | スポリートメディア
大学生のふみかちゃんとそうたくんの、フルマラソン挑戦を応援する本企画。今回は、皇居で20kmランに挑戦しました! 無事に走り切ることはできたのでしょうか…?

・メリット
とにかくコストがかからないこと。手軽で、ふたさえちゃんと閉まっていれば、リュックの中で横に倒れたり、逆さになっても中身が漏れたりする心配はありません。

・デメリット
走行しながら適度に飲むのは難しい。スピードダウンにつながります。出し入れや、キャップの開け閉めには両手を空ける必要があります。

ストロータイプ

今回は、100均などで販売されている飲み口をペットボトルに装着して走りました。飲みやすさの点は、文句なし!走りながら、適量をスムーズに飲めますね。ただ、注意すべき点もありました。

・メリット
まず飲みやすい!ボトルからそのまま飲むのとは全然違い、むせることもなく、走りながらスムーズに水分補給ができます。そしてコスパがいい。100円で手に入る手軽さは、とにかく魅力です。またストロー状の飲み口は、繰り返し使う場合衛生を保つのが難しい場合もありますが、100均の使い捨てタイプなら、衛生面も気にならないので、そういった面でもおすすめです。

飲み口部分を手でふれることなく装着できるので、野外でも使いやすい

・デメリット
ストロー状になっている部分が、思ったより外れやすかったです。走行時はリュックに入れていたのですが、ボトルが横になっていて、ストローがはめ込む口から半分外れてスポドリが漏れていました。ストロー口をしっかりはめ込んで、ただ横にするくらいでは外れませんが、走っているうちに、振動などで少し外れていたようです。リュックなどに携帯する場合は、中でボトルが横になったり、強く押されたりしないように気を配る必要があります。

プル式(引き上げ)タイプ

今回は、ランニングなど、スポーツをしながら使えるように工夫がされた、専用ポーチとセットのボトルを使用。アスリートのために作られたものは、やはり使いごこちが違いました!

・メリット
使うのは片手だけ。引き上げる部分の上げ下げは、口でひっぱり、押し出して使うことができます。飲み口を引き上げない限り、ボトルは逆さにしても、押されても中身が漏れることもありません。それから、ボトルを傾けるだけでも中身が出てくるので、吸う力も必要とせず、ランニングへの影響は一番少ないと感じました。

・デメリット
飲み口部分も含めて繰り返し使うものなので、衛生面に気を配る必要があります。また、価格はいろいろとはいえ、コストがかかるという点が挙げられます。

それぞれの飲み口は、ランニングのスタイルやレベルとどう関係する?

3つの飲み口を実際に走りながら比較してみて感じたのは、ランニング初心者は、ペットボトルからそのまま給水で、特に不便はなさそう、ということです。街中を走る場合は、信号待ちにタイミングを合わせれば飲みづらいと感じることもないですし、ゆっくりペースのジョギングであれば、むせてしまうことも少ないでしょう。

ランニング初心者だけれど、スムーズに給水したい、または、走行ペースやタイムを強く意識して走っているから給水で立ち止まるのは絶対にイヤ、という方は、ぜひストロータイプの飲み口を試してみてください。使い捨てタイプなら、使ってみて自分に合わないと感じても、次は別の方法で試してみればよいですよね。ただし、走行時に中身が漏れてしまうことがないように、注意しましょう。

レースにエントリーしている、ランナー歴は浅いが、すでにタイムは中級以上だ、給水もランニングの一環として練習したい、という方は、ポーチと一体になっているような、引き上げタイプのボトルがおすすめです。一度、ストロータイプを試してから検討してもよいですね。

給水は、ランニングと深い関わりがあります。自分に合うタイプを見つけて、暑い日のランニングも楽しみましょう!

プロフィール

  • みずほ

    多摩地域在住の一児の母。
    「(株)キャリア・マム」で在宅ワーカーの支援をしてる。
    家族と健康の為にもランニングに興味あり。
    十年前以上前の陸上歴だけで今も「やればできる」と思い込んでいる。

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