道具を使ってストレッチ!「ドクターエア ストレッチロール」編─筋膜リリースで全身のコリをほぐす
少しずつ自粛が緩和されてきたとはいえ、引き続きステイホームの心がけが求められています。心置きなく外で身体を動かしたり、スポーツジムに通ったりすることが以前よりも難しくなり、身体の不調を感じている人もいるのではないでしょうか? そんな今だからこそおすすめしたいのが、道具を活用したストレッチです。
今回は「ドクターエア ストレッチロールS」を使って、自粛で凝り固まった身体をほぐす方法を、ランニングクラブ『頂プロジェクト』監督でケッズトレーナーの町野走一先生に教えてもらいました!
アスリートにも愛用されている道具を使って、おうちで効果的にコンディションを整えましょう!
今回使うのは「ドクターエア ストレッチロールS」
1分間に最大4,000回の超微振動で筋肉を刺激し、ストレッチ効率を高めるストレッチサポートツール。振動を活用することで効果的に筋膜リリース(※)ができ、トレーニングジムなどでも活用されています。身体の広い面積に当てることができるので、背部や大腿部など大きな筋肉を効率的にほぐすことが可能です。
※筋膜リリース…筋肉を包む“筋膜”のこわばり・癒着を解消すること。コリや姿勢の改善など、身体の状態を整えることにつながる。
ドクターエア ストレッチロールSを使ったストレッチ6選
ここからはさっそくストレッチの手順をご紹介していきます。
ストレッチロールの振動をONにして、効果的に筋膜をほぐしていきましょう。
なお、それぞれの回数(時間)は目安です。身体の状態にあわせて回数を調整しながら、無理なく気持ちよく身体の状態を整えてください!
広背筋
デスクワークによって猫背気味になってしまったり、背中全体の疲労感や張りを感じている人におすすめ。背中の筋肉がほぐれることによって、胸も開き呼吸もしやすくなりますよ。正しい姿勢を取り戻すことは、気持ちよく走るためにも大切です。
回数の目安…左右10回ずつを2セット
1. 身体を横にし、脇腹の下にストレッチロールが当たるように体重をかける(足は軽く前後に開いてひざを曲げる)。完全に脇腹ではなく、ちょっと仰向けに傾いて、背中側(肩甲骨の下あたり)に当たるようにするのがポイントです。
2. そのままゆっくりと手を上下させる
肩のインナーマッスル(大円筋、小円筋、肩甲下筋、棘下筋)
高いところの物を取ろうとすると痛みを感じたり、腕が上がりにくい…という人におすすめ。微振動によって肩の深部にある筋肉に刺激を入れて、コリをほぐしましょう。
回数の目安…左右10回ずつを2セット
1. 脇の下の後ろ側にストレッチロールが当たるようにして、体重をかける
2. そのままゆっくりと手を上下させる
背部・胸椎の伸展
現代病ともいわれる「スマホ首」は、首や胸椎が過度に曲がってしまっていることが主な原因です。胸椎を伸展させて、首を正しい位置に戻しましょう。
回数の目安…10回を2セット
1. 肩甲骨の下あたりにストレッチロールが当たるように体重をかける。胸を開くように頭の後ろで手を組み、足は肩幅程度に開く。
2. 頭を下げるようにして、背中を反らせる。息は止めずに、自然な呼吸を続けます。
臀部
おしりの筋肉が固まっているとランニング中にうまく身体を使えず、別の部位への負担が増してしまうこともあります。しっかりとほぐして、きれいで無理のない走りにつなげましょう。ランニング前に行うのも効果的です。
回数の目安…30秒程度
1. 足を組んだ状態でストレッチロールの上に乗り、少し前後に動かしながら凝り固まっている部分を探して振動を当てる
大腿二頭筋(ハムストリングス)〜下肢のバックライン
ハムストリングスが張っているとランニング時にスムーズな動作がしにくくなるので、しっかりとほぐしましょう。また、立ち仕事の人や、歩き回って脚が疲れているときには下肢のバックラインの筋膜リリースを。むくみが取れて脚がすっきりしますよ。
回数の目安…左右それぞれ1分程度
1. ひざ裏〜もも裏にかけて、ストレッチロールに体重をかけながらコロコロと前後に動かしハムストリングスをほぐす。凝り固まっている部分を見つけたら重点的に当てるようにしましょう
2. 足裏にストレッチロールを当ててひざを伸ばしたまま前屈し、下肢のバックラインをほぐす。息は止めずに、自然な呼吸を続けます。脚全体に振動を感じられるよう、しっかりと圧をかけながら踏むのがポイントです
大腿四頭筋
「ハムストリングス」のケアに気を配る人は多いものの、忘れられがちなのが「大腿四頭筋」。大腿四頭筋とハムストリングスは拮抗関係にあり、大腿四頭筋をほぐすことで下肢全体が動かしやすくなります。
回数の目安…左右10回ずつを2セット
1. 太ももの前部にストレッチロールが当たるように体重をかけ(反対側の脚はひざを曲げて床につけておく)、コロコロと前後に動かす
2. 凝り固まっている部分を見つけて、ゆっくりとひざを曲げ伸ばしする。少し痛いかもしれませんが、息は止めずに自然な呼吸を続けましょう
時には道具にも頼りながら、効果的なストレッチを
ドクターエア ストレッチロールの微振動を活用すれば、凝り固まった全身を効率的にほぐすことができます。
時には道具にも頼りながら、おうちでのストレッチをより効果的なものにしてみてくださいね。