【あの大会の気になるスポット】佐倉朝日健康マラソン編-自然を体感しながらさわやかな春風のもとを走る!
その土地ならではの空気や、おいしい名産品など、開催地ごとの特色を存分に味わうのもマラソンを走る醍醐味のひとつ。大会によってはエイドとして名物を味わえたり、ブース出展エリアで大会前後の時間を楽しめたりする場合も。【あの大会の気になるスポット】企画では、マラソン大会にゆかりのある地元の名店や特徴あるスポットをご紹介していきます。大会をきっかけに街の魅力に出会えたら、ぜひ旅行やおでかけランでも訪れてみてくださいね。
毎年3月下旬に開催される「佐倉朝日健康マラソン」(以降、佐倉マラソン)は、佐倉の自然を体感しながらさわやかな春風のもとを走れる大会。東京都心から1時間程度でアクセスできるなど交通の便もよく、人気のレースです。
今回は、そんな佐倉マラソンのコースや、周辺のおすすめスポットをご紹介します!
マラソン女子金メダリストゆかりの街
佐倉マラソンのスタート地点は、岩名運動公園。京成佐倉駅からシャトルバスに乗って10分ほど(JR佐倉駅からのシャトルバスに乗ると25分ほど)です。
京成佐倉駅
そして佐倉といえば、オリンピック金メダリストの有森裕子選手や高橋尚子選手が練習を積んだ場所としても知られています。佐倉マラソンでは、そんな彼女たちが走っていたという「金メダルジョギングロード」がコースに含まれているのも楽しみのひとつです。
京成佐倉駅前にある「駆けっ子」の像
金メダルジョギングロード。「裕子コース」と「尚子コース」の2つのコースがある
岩名運動公園内には小出監督の記念碑も
佐倉マラソンは、岩名運動公園内の陸上競技場からスタートします。
岩名運動公園 陸上競技場
まずはさっそく、佐倉を訪れたときにぜひ行ってみてほしいおすすめのお店をご紹介します!
佐倉に来たらぜひ立ち寄りたいおすすめスポット!
蔵六餅本舗・木村屋
佐倉を代表する老舗和菓子店の「木村屋」。あんぱんで有名なあの「銀座木村屋」の二号店として明治15年に創業されたとのこと。
本店は、京成佐倉駅とJR佐倉駅の中間にあります。昔ながらの味わいある佇まいが目印。
蔵六餅本舗 木村屋 本店。江戸後期に立てられた蔵や古美術品の展示を見学することもできる
名物は、佐倉銘菓の「蔵六餅」(ぞうろくもち)。
蔵六餅 粒あん、こしあん、白あんの3種類がある
昭和29年に六町村合併し佐倉で市制が開始したときに、「佐倉市が亀のように末永く発展しますように」と願いを込めて作られるようになった最中です。
サクッフワッとした最中の心地よい歯ごたえと、お餅のもちもち食感、そして上品な甘さのあんが調和。甘すぎないので走ったあとでもパクっと食べられちゃいます。疲れた体を元気にしてくれそうな一品です!
蔵六餅本舗 木村屋
千葉県佐倉市新町222-1
【営業時間】9:00〜18:00
【定休日】水曜
https://zourokumochi.jimdo.com/
大津屋商店
千葉県の名物といえば、落花生!
「大津屋」は、大正8年創業のピーナッツ屋さんです。
大津屋商店
店内に足を踏み入れると、なんとも香ばしい良い香りが!
棚には落花生がずらり
千葉県で収穫された風味豊かな落花生を、丁寧に香ばしく煎り上げたピーナッツたち。さやいり落花生や味付落花生など、バリエーションも様々です。
千葉では給食でもおなじみだというピーナッツ味噌
そして、中でも大津屋さんでしか味わえないとっておきの一品が、「無添加ピーナッツバター」。
大津屋の無添加ピーナッツバター
ピーナッツバターというと、甘〜くてパンに塗るタイプのものを思い浮かべる人が多いと思いますが、こちらのピーナッツバターは千葉県産の落花生しか使っていません。
落花生をそのままペースト状にして作られます
落花生そのものの味をギュッと濃縮したような味わいで、そのままお茶請けとしてもつまめちゃいます。はちみつやジャムとあわせてパンに塗っても◎。和え物などのお料理にも使えます。
甘くないからこそ、そのまま食べても、他の食材と組み合わせても、落花生の新しいおいしさを発見できるようなピーナッツバターです!
ぜひ食べてみてください!
大津屋商店
佐倉市並木町3
【営業時間】9:00〜18:00
【定休日】日曜日(ただし10日は営業。翌月曜振替休日)
【TEL】043-484-0397
ヤマニ味噌
佐倉は醸造に適した気候風土を持つとともに、堀田十一万三千石の城下町としの歴史も持ち、味噌の産地としても栄えてきました。
そんな佐倉の地で今もなお味噌を作り続けているのが、「ヤマニ味噌」です。
ヤマニ味噌
昔ながらの製法を守り、“蒸し”と“煮”の両工程を、職人の経験と勘を頼りに絶妙のタイミングで行う「半煮半蒸し製法」で、杉の桶を使って仕込まれるお味噌は、どれも香り豊か。どこか懐かしくて温かみのある味わいです。
おみやげにもぴったり!
歴史ある街で伝統を守り作られてきた味噌の味をぜひ楽しんでみてください!
ヤマニ味噌
千葉県佐倉市並木町33
【営業時間】8:30〜18:00
【定休日】日曜
http://www.yamanimiso.jp/index.htm
佐倉の自然を体感できるコース
佐倉マラソンの魅力は、なんといっても佐倉の豊かな自然を満喫しながら走れるところ。コース沿いには美しい花々が咲いていたり、印旛沼のほとりを通ったり。景色が次々と変わるので、飽きにくいのも嬉しいポイントです。
コース沿いに咲くきれいな菜の花たち(2018年大会にて撮影)
タイミングが合えば桜も見られる(2018年大会にて撮影)
コースには、このように森の中の道を走る場所もあります。
木陰が多いので涼しく走れてうれしい!
15〜17km地点のあたりは特に緑豊か
木漏れ日の中を走れて気持ちが良い
そして、ぐるりと印旛沼のほとりを走ってきたところの30km地点には、佐倉の名所のひとつ、佐倉ふるさと広場が。シンボルはオランダ風車。
佐倉は江戸時代に長崎と並び医学(蘭医学)が盛んだったそうで、オランダとの関係が深い街なのです。
オランダ風車(リーフデ)
佐倉市制40周年の平成6年に誕生した風車で、日蘭交流の幕開けとなったオランダ船リーフデ号にちなみ、リーフデ《友愛》”De Liefde”と名付けられました。中には風車守が常駐していて、その時の風向きや風の強弱に合わせて帆を張ったり外したりして、回転を調整しているそうです。
ちなみに、毎年4月には「佐倉チューリップフェスタ」、7月には「風車のひまわりガーデン」、10月には「佐倉コスモスフェスタ」など、季節ごとに色とりどりのお花に彩られるイベントも開催されています。
佐倉マラソン当日も、風車の前を走ります
風車の中を見学することもできるので、佐倉を訪れた際はぜひ見に行ってみてくださいね。
風車の前を過ぎて少しすると、竜神橋を渡ることになります。
このあたりは「裕子コース」の一部にもなっている
橋からの長めもよく気持ちが良い
その後33〜35km地点のあたりでは、こんなのどかな風景の中を走ります。
田畑が広がっていて開放感抜群
まっすぐな道のり
美しい花も、森も、湖沼も川も、街のシンボルとなる風車も、のどかな田畑も……。佐倉の魅力がギュッと凝縮されたようなコースになっているので、いろいろな景色を楽しむことができます。
沿道の応援とも比較的距離が近く、元気を貰えること間違いなしです!
応援の拠点にもぴったりなおいしいスポットが!
最後に、佐倉マラソンの応援に訪れた人たちにぜひおすすめしたいスポットをご紹介します!
その場所とは、先ほどもご紹介した「オランダ風車」や「竜神橋」の近くにある、「マルシェかしま」です。
佐倉市を中心とした周辺の農家でつくられた新鮮な農産物が販売される直売所です。
ここにはイートインスペースもあって、ここでしか食べられないメニューを楽しむこともできます。佐倉マラソン当日に軽食をとりつつランナーを待つ、なんていうこともできる応援にぴったりのスポットなんです。
マルシェかしまの前からは竜神橋を渡るランナーの姿もよく見える(2018年大会にて撮影)
スポリート編集部おすすめは、卵かけごはんセット!
卵かけごはんセット(300円)
新鮮な生みたて卵で食べるご飯はとっても濃厚な味わい。専用のお醤油をかけていただきます。具沢山お味噌汁と塩麹のお漬物も絶品です。新鮮なお野菜がたっぷりで食べごたえも◎。
売り切れてしまう日も少なくないそうなので、早めに行くことをおすすめします。
新鮮な卵なので、お箸をしっかりと入れるまで黄身が崩れません
店内の野菜や米粉スイーツをお土産に買って帰るのもおすすめです。
新鮮なとれたて野菜たち
卵かけごはんセットに使われている新鮮卵も売られている
マルシェかしま
佐倉市角来宇飯野向1758-3
【営業時間】10月~3月/9:00~17:00
4月~9月/9:00~18:00
【定休日】年末年始(12月31日~1月4日)
お盆(8月13・14・15日)
http://www.marche-kashima.com/index.html
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佐倉の豊かな自然を満喫しながら走れる佐倉マラソン。大会をきっかけに街の魅力に出会えたら、ぜひ前後の時間や観光でも街を満喫してみてください!