アンバサダーリポート「MAURTEN テスターラン!」
みなさん、こんにちは! 藤原商会助手です。 今回は「サプリ」を実践さながらのトレーニングで試す、「テスターラン」イベントについて、その様子をお届けします。
マラソン業界では、知る人ぞ知るサプリ MAURTEN(モルテン)
「テスターラン」で今回使用したのはスウェーデン生まれの【MAURTEN(モルテン)】。
この名前を聞いてピーンときた人は、フルマラソン経験者であると言っても過言ではないほどの、マラソン界では「知る人ぞ知る」サプリです。
東京・名古屋マラソンのEXPO会場でも販売されていました
MAURTEN(モルテン)って、どんなサプリ?
では、MAURTEN(モルテン)とは実際、どんなサプリなのでしょうか?
主な成分は「炭水化物」。パッケージには、「160、320」とシンプルに数字が書かれていますが、これは1袋分のカロリーを示しています。 160のものは炭水化物が40g、320で80gと炭水化物の摂取量が変わるので、使用用途によって飲み変えます。
フルマラソンを走る場合に必要とされる炭水化物の量は、基礎代謝・タイムなどによって個人差がありますが、一般的に、体重1kgあたり1km走るのに1キロカロリーが必要と言われています。 体重50kgの場合に必要なエネルギーは約2110キロカロリー、ここから筋肉などに蓄えられている「グリコーゲン貯蔵量」の体内カロリー貯金約1400~1600(平均値です)を引くと710~510キロカロリーなので、レース中に補給をしていないと30~35キロあたりからずるずるとタイムが落ちてしまうのです。ちなみに、710キロカロリーでご飯茶碗中盛りを3杯分です。(約150g・250キロカロリー) レース中での補給カロリーを効率よく、水と一緒に摂れるように開発されたのが今回テストするサプリ「モルテン」なのです。
市販されている補給ゼリーとMAURTEN(モルテン)を比較すると……。
補給ゼリーA エネルギー平均110キロカロリー、炭水化物30g
MAURTEN(モルテン)320 エネルギー320キロカロリー、炭水化物 80g
私の場合、フルマラソンのレース中に必要なカロリーを補うために摂らなくてはいけないカロリーが600キロカロリーだとすると、補給ゼリーは6本飲まなくてはなりません。単純計算で7kmごとに1本飲む!となります。レース時にはいつも5~6本ジェルを持ち走りますが、10キロごとに飲むので、多くても5本が限界です……。
MAURTEN(モルテン)320だと、2本分:500ml×2の水分と一緒に摂れるので、喉が渇きやすい私には、もってこいなサプリなのかもしれません!!
これを飲みながらでないとベストな状況で走るのは厳しい…
【テスターラン2週間前】
MAURTEN(モルテン)について、スポリート編集部、藤原商会代表と一緒に、モルテン販売代理店” MAURTEN JAPAN” 芝崎氏、森重氏らからレクチャーをいただきました。
色々と勉強になりました!
実は、サロマ湖ウルトラマラソンなどで使っていたことがあったこのサプリ。
- 初ウルトラチャレンジ!サロマ湖のウルトラマラソン100kmの部。
- 初ウルトラチャレンジ!サロマ湖のウルトラマラソン100kmの部。
しかし、実際のところ「炭水化物が一気にとれるドリンク」というイメージしかありませんでした。ですが、今回説明を聞いてびっくり!!
①MAURTEN(モルテン)の使用方法
320を500mlの水で溶かします
(※ケチって【モルテン320】を1ℓに薄め【モルテン160】と同じくするということは成分が変化してしまうためできません!気をつけましょう)
胃酸と同じPHを混ぜて瞬時にゲル化されたモルテン
②MAURTEN(モルテン)が作られた経緯
一般のスポーツドリンクは糖質が高く酸性であるため、運動中にドライマウスになる口腔内に悪影響を与え、虫歯や歯周病などをはじめとする口腔内トラブルが起きやすい。そのため、オリンピックアスリートの口腔内を調査をした結果、半数以上の選手に何らかの口腔内トラブルが起きていることがわかったそうです。
また、口腔内の異常はレースの結果に影響することもわかってきていることから、スウェーデンのイエテボリ大学の歯学部の教授も研究に参加しMAURTEN(モルテン)が開発されたそうです。モルテン日本総販売代理店の代表の方が、実は歯科学の研修でスウェーデンに行った際にこのMAURTEN(モルテン)を知り、販売することになったのだとのこと。
③長距離などハードな練習後、または試合前のカーボローディングとしても飲むモルテン。
実際に日本人アスリート「佐藤悠基」選手もこのサプリを使用して、9月に行われたベルリンマラソンで8位入賞しました。「しっかりとしたトレーニングを積むために、モルテンを活用していくことをオススメしたい」とも話しています。(ランナーズNEXTより)
他にも日本人アスリートも続々とこのサプリを練習~本番まで使用しているそうです。
とざっくりとこの3点をご紹介しましたが、まだまだ活用の幅がありあそうなこのサプリを今回はサブ3~サブ4、そしてサロマ湖ウルトラマラソンなど完走しているランナー15名に、実践さながらの内容で3日間試してもらいました。
説明を聞く参加者
【DAY1:カーボローディング】
テスターランナーには、前日までカーボローディング代わりに『MAURTEN(モルテン)160』を1袋、食事は通常通りに朝晩採ってもらい、当日朝にも走る前までに『MAURTEN(モルテン)160』を1袋飲む。そしてトレーニング中では『MAURTEN(モルテン)320』を飲んでもらいました。
テスターランナーは前日のカーボローディングを含めた3日間をチームA、2日間をチームB・Cチームと分けました。
- チームA:サブ3~サブ4の男女各4名。LSD&ペースランでテスト
- チームB:サブ3~サブ4の男女各6名。ペースランでテスト
- チームC:サブ4の男女各4名。LSDでテスト
【DAY2:LSD】
フルマラソンの練習に欠かせない、3時間をゆっくりと走る【LSD】トレーニングで『MAURTEN(モルテン)320』を飲んで試しました。 ゆっくりのペースなので各自、給水ボトルに入れ、30分前後ごとに給水でモルテンを飲みました。
180分走り終えた後にはみんなでランチをしながら座談会形式で感想を聞きました。
- ≪LSDトレーニング後の感想≫
- チームA:飲んでいる最中はこれで持つのか?と思いましたが、いつものLSDより楽に走れた。
- チームA:いつも後半は喉が渇いてくるのですが喉の渇きも少なく感じた
- チームA:普段から水分はあまり採らないのでカーボローディングで500ml飲むのがつらかったです。胃がパンパンでしたが走りには影響がなかった。暑さの下でも脱水にはならなかった。
- チームA:葛湯のような味で飲みやすかった、2時間くらいは全く空腹感を感じませんでした。
- チームC:普段30分ごとにジェルの補給をするけど、それをしなくても2時間までは暑さによる頭痛や意識の低下も起こらず走れました。
- チームC:LSDなどフルマラソンなど途中で頭がボーッとする時があるが、今回は頭がクリアなまま180分走りきれました。
- チームC:前日に実は30キロ走をしてのLSDでしたが前日・当日のMAURTEN(モルテン)補給効果か?疲労はありましたが、3時間走りきれました。
- チームC:腹持ちがよく、10キロまで補給なしでいけました。トイレに行くたくなることが多いが暑さのせいなのか?それもなかった。
【DAY3:ペースラン】
サブ3~4の各レースペース(1キロ3’40~5’30)で12キロ走。 5、10キロで【MAURTEN(モルテン)320】を補給してもらいました。
走りながらの補給
- ≪トレーニンング後の感想≫
- チームA:2日間カーボローディングをしていたからなのか、朝お腹がゆるかったが、ペース走では目標とする3時間半のペースで走りきれた。
- チームA:2日間のきつめなメニューでしたが乳酸が溜まっている感じはありませんでした。練習中の給水後も身体が動き即効性を感じました。練習後も疲労感なしでした。
- チームA:味は抵抗なく飲みやすい、2日間走りきれたのもサプリ効果?
- チームA:暑さの中でもエネルギー切れを感じませんでした。
- チームB:前日・当日のMAURTEN(モルテン)でカーボローディングしている感じはなかった。
- チームB:スポーツドリンクより喉が渇きにくい感じがする。
- チームB:飲んでも口の中がさっぱりとしていて嫌な感じがない、飲むカーボローディングだと食べなくていいので楽でいい。
- チームB:スポーツドリンクより胃のもたれ、ラン中に起こる腹痛はなかった、フルマラソン以上の距離でも試してみたい。
- チームB:マラソン前のカーボローディングで炭水化物を多めに摂ることが難しいので、これだと簡単にできてしまうのでうれしい。
このように、2タイプの練習『LSD、ペース走』で、通常の給水にMAURTEN(モルテン)に含まれた【炭水化物】も一緒に採りながら行うトレーニングだったので、参加者は今までになかったような体験と、その効果を感じられた感がありました。
特にカーボローディングでは食べ過ぎて失敗してしまう……などの経験をお持ちの方にはお勧めしたいですね! そして練習前後の補給、レース中の補給でライバルに密かに差をつけてみるのはいかがでしょうか?