【ベースフード】フードテック通信 by BASE FOODvol.2「代替たんぱく質の可能性」を紐解くー。

栄養 リリース情報

「フードテック通信 by BASE FOOD」では、完全栄養食のパイオニアであるフードテックベンチャーのベースフードが、毎回フードテックにまつわる情報をお届けします。
多くの変化が起きるいまの時代、世界中で注目されているフードテック。第2回目は、三大栄養素のうちの1つであるたんぱく質に焦点をあて、その中でいま注目を集める「代替たんぱく質」についてご紹介します。

代替えタンパク質とは何なのか?

人間の体を構成する重要な栄養素「たんぱく質」。肉類や魚介類、乳類を供給源とする動物性たんぱく質のイメージも強いですが、いま、世界中でそれらを供給源とせず、大豆や昆虫を供給源とするもの、牛や豚の細胞を培養したもの、大気中の二酸化炭素を利用して生成するものなどの「代替たんぱく質」に注目が集まっています。
背景には、健康意識の高まり、畜産業の生産過程の環境負荷、動物愛護の考えの浸透、従来の食生活を続けると飢餓に苦しむ人が増えてしまうことなどがあります。これらの社会課題を解決し、消費者の需要を満たす可能性があるとして注目を浴びているのです。

代替たんぱく質が解決できる4つのこと

1. 環境への負荷

畜産業は、大気汚染や森林伐採、土壌劣化、水質汚染などの影響を環境に与えてしまうといわれています。また、国連の報告書によると、世界の温室効果ガス排出量の約14.5%は畜産業に起因しているというデータもあります。畜産業に頼らない代替たんぱく質は、環境負荷を軽減するひとつの手段となりえます。

2. 健康への影響

代替たんぱく質は、「牛や豚、鶏などの肉の食べ過ぎによる心疾患や糖尿病のリスクが高まりや、脂質の摂りすぎを防げることから、健康を維持するためにも重要な役割を果たします。

3. プロテインクライシス

世界人口は増加する一方で、たんぱく質の供給源は比例して生産されていません。「プロテインクライシス(たんぱく質が足りなくなること)」を未然に防ぐ可能性があるのが、代替たんぱく質なのです。

4. SDGsへの貢献

畜産業の生産過程に比べて温室効果ガスの排出量が少ないことから「目標13 気候変動に具体的な対策を」、少ない面積で効率的につくれることから環境負荷が少なく「目標15 陸の豊かさも守ろう」にも貢献します。

近い将来、代替たんぱく質の安定供給が実現したら「目標3 すべての人に健康と福祉を」と「目標2 飢餓をゼロに」の達成にも重要な役割を担うことになるでしょう。

代替たんぱく質の代表的な種類4つ

①植物性たんぱく質

大豆や小麦などの植物性の材料からとれるたんぱく質で、アメリカの「Beyond Meat」「Impossible Foods」は植物性の代替肉を、「JUST Egg」は植物性の卵を開発し、人気と注目を集めています。
国内では、大塚食品(ゼロミート)、日本ハム(ナチュミート)、ネクストミーツ(NEXTチキンやNEXTツナ)、不二製油などが開発・販売を始めており、植物性の焼き肉やソーセージ、ハム、ハンバーグ、ツナなどが展開されています。「BASE FOOD」も、大豆など植物性たんぱく質を原材料に使っており、主食からたんぱく質をとれます。

※小麦や大豆など植物性たんぱく質を原材料に使っているBASE FOODシリーズの「BASE PASTA(左)」と「BASE BREAD(右)」

②昆虫

持続可能なたんぱく質の供給源として注目されているのが昆虫食。「無印良品」もこれに注目し、「コオロギせんべい」を販売しています。東京・日本橋には昆虫食レストラン「ANTCICADA」があり、多くの人が昆虫食に対するイメージが変わったと伝えています。

③培養肉

牛や豚、鶏などの家畜から細胞を取り出し、体外で組織培養した肉を「培養肉」といいます。「日清食品グループ」は「研究室からステーキ肉をつくる。」という指針のもと培養肉開発に取り組んでいます。現在、欧米では培養魚や培養卵の研究開発も進んでいます。

④エアプロテイン

さまざまな代替たんぱく質が登場するなか、フィンランドの「Solar Foods」は大気中の二酸化炭素を利用し、エアプロテインと呼ばれる新たなたんぱく質の生成に成功しました。二酸化炭素と水を電解した水素などをバクテリアに与えたうえで、熱処理をすることで、それはできあがるといいます。

BASE FOODからのお知らせ

2021年11月29日新発売!
植物性たんぱく質がとれる「BASE Cookies」に3つのフレーバーが追加!

クッキーなのに、たんぱく質・食物繊維・鉄・ビタミンB1などが取れ、糖質は20%オフ※という、「罪悪感がない完全栄養のおやつ「BASE Cookies」シリーズに新フレーバーが3種新発売になりました。

※日本食品標準成分表2015年版(七訂)より、菓子類/ビスケット/ソフトビスケットとの比較(同量)。

1袋あたりの内容量/価格:
35g/170円(税込)※ベースフード公式HPでの販売価格

保存方法:
常温(保存期間目安:お届けから約2か月)

主な販売方法:
ベースフード公式HP オンラインショップ
https://shop.basefood.co.jp/)、Amazon、楽天

※店舗販売は2022年1月以降
一部店舗にて順次販売開始予定

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