箱根駅伝のスタート/ゴール&給水【楽しみ方をざっくり紹介③】
お正月の風物詩とも言える箱根駅伝。スタートやゴール、給水についての用語・ルールについてご紹介します!
箱根駅伝:スタート/ゴールについて
スタート/ゴール
総距離なんと217.1kmもある箱根駅伝。1月2日の往路と1月3日の復路の2日間にかけて開催されます。
往路(107.5km)
スタート:大手町・読売新聞社前より、午前8時00分出発
ゴール:箱根町・芦ノ湖駐車場入口に、午後1時30分頃到着
復路(109.6km)
スタート:箱根町・芦ノ湖駐車場入口より、午前8時00分出発
ゴール:大手町・読売新聞社前に、午後1時30分頃到着
繰り上げスタート
公道にて開催される箱根駅伝では、車両の混雑等を考慮し、繰り上げスタートが採用されています。先頭走者通過から一定時間が過ぎた場合、前の走者が到着しなくても次の走者がスタートしなければいけないというもの。
往路では、鶴見中継所(1区-2区)・戸塚中継所(2区-3区)で先頭走者通過から10 分、平塚中継所(3区-4区)・小田原中継所(4区-5区)では15分を超えて遅れた場合に繰り上げスタートとなります。復路では、すべての中継所で20 分を超えた場合に繰り上げスタートとなります。
復路一斉スタート
往路のスタートは全チーム一斉ですが、復路のスタートは往路1位のチームから順に時差スタート。往路1位チームのゴールから10分以内にゴールしたチームは時差出発を行います。ですが、10分を超えていたチームは、往路1位のチームがスタートした10分後に同時出発となります。
10分を超えた分の時間差は、その後の区間にも引き継がれるため、見た目の順位と実際の順位が異なります。復路一斉スタートのチームは、時間差も考慮してレースを進めていくことに!
途中棄権
選手が競技中に怪我や体調不良等によって走行困難となり、歩いたり立ち止まったりしてしまった場合、選手本人が競技を続ける意思を持っていても、運営管理車に乗務する競技運営委員、監督またはコーチの双方が合意した際には競技中止(途中棄権)となります。競技中止は、競技運営委員が赤旗をあげ、選手に通告。
途中棄権した場合、その区間の前区間までの記録は公式に認められます。次区間では、最終チームの選手と同時に再スタートすることができますが、オープン参加となり区間成績は認められません。
箱根駅伝:給水について
給水方法
箱根駅伝の給水は、給水員の手渡しにて実施されます。手渡しのために選手と並走することができる距離は50m以内と決められています。給水員は、水とスポーツドリンクの両方を持って選手と並走し、選手に手渡しします。
給水員
1人が走る距離が20km以上となる箱根駅伝では、選手への給水が実施されています。給水を出すのは、各チームの部員もしくは大学関係者とされています。
給水がある区間、ない区間
1区と6区では給水がありません。1区はスタート直後で選手が集団になり接触や転倒の危険があるため、6区は山下りとなり給水を出すための並走が危険なためです。
そのほかの各区間では、10km、15km地点付近(9区では14.4km地点)の2箇所のみ。山上りの5区では、7.1km地点、15.8km地点の2箇所とされています。各地点以外での任意の給水は一切禁止されています。
給水の中身
主催者が用意する水・スポーツドリンクのみ使用できるとのこと。マラソンレースでは、トップ選手がスペシャルドリンクを飲むのをよく見かけますが、箱根駅伝では各自で用意するようなスペシャルドリンクは使用できません。
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