箱根駅伝の歴史&概要【楽しみ方をざっくり紹介①】

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お正月の風物詩とも言える箱根駅伝。毎年なんとなくテレビ中継を見ているものの、ルールとかよく分からないなあ...という方も多いはず。箱根駅伝のバックグラウンドや用語・ルールが分かれば、より面白く楽しめること間違いなし!駅伝初心者のあなたに向けて、箱根駅伝のあれこれをざっくりご紹介!

箱根駅伝:概要

箱根駅伝の正式名称は、『東京箱根間往復大学駅伝競走』。コースは、東京・読売新聞社前~箱根・芦ノ湖間。往路5区間(107.5Km)、復路5区間(109.6Km)の合計10区間(217.1Km)で2日間にかけて競う、学生長距離界最長の駅伝競走です。

箱根駅伝:歴史

2022年には、なんと第98回となる箱根駅伝。100年近く開催され続けている箱根駅伝の誕生ルーツを知っていますか?

箱根駅伝が誕生したのは、1920年(大正9)にさかのぼります。
創設の原動力になったのは、マラソンの父として知られる金栗四三らの「世界に通用するランナーを育成したい」との思いでした。
金栗は、東京高師(現・筑波大)の学生時代に日本が初参加した1912年(明治45)のストックホルム五輪にマラソン代表として出場したものの、途中棄権に終わり、失意のまま帰国しました。

そうした中で、1917年(大正6)に日本で初めての駅伝となる「東京奠都五十年奉祝・東海道駅伝徒歩競走」が、京都三条大橋と東京・上野不忍池間で行われました。
それは、読売新聞社が上野で開く大博覧会の協賛イベントとして企画したもので、京都―東京516キロを23区間に分け、三日間、昼夜兼行で走り継ぐ壮大なたすきリレーでした。
東西対抗で行われたレースは大成功を収め、これが箱根駅伝の”原型”となりました。

「東海道駅伝」の成功に意を強くした金栗らは、大学や師範学校、専門学校に箱根駅伝創設の意義を説いて参加を呼びかけました。結果、早大、慶大、明大、東京高師(現筑波大)の四校が応じ、1920年2月14日午後1時に第1回大会が「四大校駅伝競走」の名称でスタートしました。

引用元:https://www.hakone-ekiden.jp/about/

100年以上前に開催された第1回大会。
当時は学生の数も少なく、20kmを走ることができる選手を10人集めることすら難しかったとのこと。

開催時期とスタート時間は、現在と大きく異なります。スタートが午後1時ということで、選手たちが5区を走る頃には日没に。2月半ばで積雪もあり、日が暮れたあとは、悪路を地元の長距離選手が伴走し、コースを青年団が照らしていたそうですよ。

箱根駅伝の出場方法&選手についてはこちら!

箱根駅伝の出場方法&選手【楽しみ方をざっくり紹介②】 | スポリートメディア
お正月の風物詩とも言える箱根駅伝。「どうすれば箱根駅伝に出場できるのか?」「選手はいつ決まるの?」といった用語・ルールについてご紹介します!箱根駅伝:出場方法について 出場校関東学生陸上競技連盟に加盟している大学であれば、どの大学にも出場資格があります。前回大会で10位までに入ったシード校と予選会を通過した10校に、関東学生連合チームを加えた全21チームが出場します。シード校前回大会で10位まで...

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