【スポリート辞典】代謝|たいしゃ
英語:Metabolism|メタボリズム
日本語:代謝|たいしゃ
人間の生命活動を維持するのに必要な、エネルギーの合成・分解など、生体内で起こる全ての生化学反応のことを代謝と呼ぶ。
物質代謝
物質の合成・分解などを中心とした物質代謝がある。
物理代謝には異化・同化の2つの種類がある。
・異化
複雑な物質を分解して、エネルギーを産生する反応のこと。
・同化
複雑な物質を合成して、エネルギーを産生する反応のこと。
エネルギー代謝
人間の身体は、「基礎代謝・生活活動代謝・食事誘発性熱産生」の3つのエネルギー代謝の種類がある。
・基礎代謝
人が生きていく上で、最低限必要なエネルギーを作る代謝のこと。
椅子に座っていたり寝ている時などの、何も活動していない時でも、エネルギーを消費している。
・生活活動代謝
日常生活での動作や、運動やトレーニングを行った際に使われる消費するエネルギー代謝のこと。
・食事誘発性熱産生(DIT : Diet Induced Thermogenesis)
食事をした際に、何もしなくても生じるエネルギー代謝のこと。
一例として、食事をした後に体が暑くなるような場合がある。これは内臓が食べたものを消化するためにエネルギーを燃やし体温を上げることによる。
また、トレーニングで筋肉量を増やすことで、食事誘発性熱産生は高くなるとされる。食事もよく噛んで食べる方が食事誘発性熱産生は高くなるといわれている。