地図とカメラとランニング!?いま話題のフォトロゲイニングとは

八王子市で昨年度に続いて2回目となる「八王子フォトロゲイニング滝山」が開催されます。地図をもとに戦略的に走り回ってポイントを探すという「フォトロゲイニング」は、チーム競技でゲーム性も高くランナーにもオススメのスポーツです。

観光とスポーツとが一体になった「フォトロゲイニング」というスポーツをご存知でしょうか。地図をもとにチェックポイントを探すことで得点を競い合うゲーム性の高いチーム競技です。単に速いだけでは勝てないのでゲーム攻略には戦略も必要です。今回は八王子市で開催される「八王子フォトロゲイニング滝山」を運営する実行委員会において事務局を担う八王子市観光課の方にお話をお聞きしました。インタビューを通じてフォトロゲイニングの魅力をご紹介いたします。

八王子フォトロゲイニング滝山について

八王子市で平成30年2月25日に2回目となる「八王子フォトロゲイニング滝山」が開催されます。大会の会場である八王子市北部に位置する加住地区は、平成29年4月6日に「続日本100名城」へ認定された国史跡の滝山城跡があります。ほかにも滝山観桜林、高月町の田園風景、加住丘陵の自然環境といった数多くの観光資源がある魅力的なまちです。フォトロゲイニング自体はランナーから子連れまで、誰でも参加できる大会です。前回好評の「おもてなし豚汁」や八王子出身のバンド「フラチナリズム」のライブパフォーマンスも予定しています。またプレゼント抽選会も充実しており、誰でも楽しめるお祭りのようなイベントです。

大会オフィシャルサイト
http://takiyama-pr.org/

フォトロゲイニングとは

フォトロゲイニングとは、地図をもとに、時間内にチェックポイントを回り、得点を集めるスポーツです。チェックポイントでは見本と同じ写真を撮影します。チェックポイントに設定された数字がそのまま得点となり、より合計点の高いチームが上位となります。定められたチェックポイントを順にまわる「ロゲイニング」をアレンジしたスポーツです。

大会開催とフォトロゲイニングの魅力についてお聞きしました。

-- どういった経緯で大会が開催されることになったのでしょうか?

そもそもは八王子市の「滝山」と呼ばれる地域を中心に広いエリアを紹介したいというのが始まりです。今年4月にはありがたいことに「続日本100名城」に滝山城跡が選ばれまして、観光名所としての滝山をアピールするのに誰でも参加できて記念撮影も楽しめるフォトロゲイニングには絶好の機会となりました。そういう意味も込めてチェックポイントでは武者の格好をしたり、地元で生産された「高月清流米」というお米を抽選会で商品にしていたり。また豚汁を作る町会の方々も、おもてなしの労を惜しまない温かい方々が多いので、参加されるとその地域の良さも伝わると思います。

-- 地域住民の方と一緒に作り上げているのですね。

八王子市と地元の加住・滝山地域の方々とで一緒に実行委員会を運営しています。八王子市は事務局を担っているかたちです。地元の方々はじつに協力的で、郷土愛というか、こういうポイントをご紹介したいと積極的に教えてくれるんですね。例えばお地蔵さんとか、神社とか、地元の方が大切にしているところをチェックポイントにすることで皆さんに知っていただけるし、記念撮影をしてそれを採点するスポーツなので写真自体が記念のお土産になる。こういうところが観光とスポーツとが合わさるフォトロゲイニングの面白いところだと思います。

-- フォトロゲイニング大会は今回が第二回目ということですが。

2017年2月に第一回目を開催しました。来年の2月が第二回目です。狙っているわけではないですが東京マラソンと同じ日なので、抽選に当たらなかった方は目先を変えてぜひ参加して欲しいですね(笑)ゆったりと仲間やチームで参加できます。普段はマラソンを応援するだけのような人達もみんなで楽しめるイベントになっています。

-- 確かにフォトロゲイニングなら気軽に参加できますね。大会運営でのご苦労された部分はありますでしょうか?

同じ地域で開催すると去年と重複しないチェックポイントを新たに作らなければいけないので「ネタ探し」が大変です。交通事情等の安全性に配慮しつつ、マニアックで探さないと見つからないけど探せばなんとか見つかると言う絶妙なバランスが難しい。実際に地域を隈なく探したり、地元の方に教えてもらったりしてネタと場所探しには工夫をしています。たとえば、ポイントに武者を仕込んで、武者が現れている時に行くとボーナスポイントが発生するとか。今回もスタート前にヒントは出しますが、色々とネタを用意しています。

-- ネタ探しは大変でも楽しそうですね。実際の競技では攻略のコツなどはありますか?

ずばり「地図読み」できる人が有利ですね。集合してスタート15分位前に地図を渡して作戦タイムが始まります。強いチームは地図上でコースラインを組んでいって「ここに高低差があってあそこが大変だからこういくコースが良い」など戦略を立てます。チームで移動しますので当然仲間の走力もみてじゃあ走るぞ、とか作戦を組むんですね。そこまでしない人達は「近くだから行ってみるか」となる。それだと非効率になって得点は伸びにくい。ただ、それも楽しみ方なんですね。チェックポイントを探して疲れた、じゃあ近くのお団子屋さんがあればお茶飲んで休憩しようでも良いし、ゆるく楽しんでも良い。それぞれの楽しみ方があるのがフォトロゲイニングの良いところです。

-- 参加者それぞれに楽しみ方があるので、誰でもできる競技なのですね。

ちなみに前回の優勝チームは3時間で25kmも走ったそうです。そういうシビアに勝ちにくる方々がいる一方で、休憩所でお茶飲んじゃっているチームもあって面白いですね。チェックポイントは全部回りきれない設定になっています。制限時間3時間という設定も観光という側面も考えて初心者でも楽しめる時間設定になっています。

-- 参加者はどんな方がいるのでしょうか?

去年は300名の定員で少しオーバーしたくらいでした。今年は330名で定員を設けています。参加者の年代は本当に様々で、ベビーカーを押してくる方から、ご年配の方まで幅広いです。服装は自由でジーパンで参加される方もいらっしゃいます。そんなスポーツ大会他にないですよね(笑)抽選会ではお米が当たったり、ゴール後に豚汁も参加者にはご用意しますので、その辺をフラフラして戻ってくるだけでも楽しめます。おもてなしという点では地域の方々にもご協力をいただきながら進めています。景品についてはまだ言えませんが、当日発表しますので楽しみにしていてください。

-- ロゲイニング自体の経験者も多いのでしょうか?

フォトロゲイニング、ロゲイニングの経験者は多いですね。わざわざ遠くから参加しにくる方もいらっしゃいます。そういった常連さんは明らかに格好がトレイルランニングっぽくて、地図読みも真剣なので本気度がわかります。日本フォトロゲイニング協会というところが「フォトロゲイニングNIPPON」などシリーズ戦ふくめ多くの大会を統括しているので我々も監修をお願いしています。ポイントを決めるにあたっては、写真を撮るときは下がって引いて撮るのでここは道路があって危ないとか、通行量があって危ないとか、そういう箇所を全部チェックしてもらって安全確保できたポイントを採用しています。当日もルールの説明などに協会の方に来ていただいています。

-- 全国にフォトロゲイニングファンが増えているのですね。

上手な人というのは土地勘がなくても、地図を読んでポイントを繋いで行くことができます。むしろ地図読みスキルのある人たちの方が強くて、地元にただ詳しいだけでは勝てません。勝ちに行く人達は、走力もあるし、土地勘とか関係なくポイントを軒並み舐めて行くので毎度感心します。3時間でこれだけのチェックポイントを見つけたのかと、その数に驚きますね。

-- 制限時間内になるべく多くのチェックポイントを記念写真撮影していくのですよね。

記念写真がチェックポイントの証拠になるので4人のチームだったら3人が写っていないとダメです。チームで動かないといけない。ゴール時にチェックしますがチェックポイントの写真は指定のポーズもあります。採点の時には流石に手の角度がこう、とかそこまで厳しくないですが(笑)

フォトロゲイニングの魅力とは

-- お話を聞いて運営側も楽しんで大会を作っているのが伝わります。フォトロゲイニングの魅力とは何でしょうか。

ターゲットは本当に様々で、ランナーだけでなく誰でも気軽に参加できるのが良い所だと思います。ウォーキングの方、家族参加であれば、お子様連れでも参加できますし、会社の福利厚生で参加しても楽しめると思います。地図には休憩所やトイレなど細かく情報を載せて、なるべく不都合の少ないようにしています。フォトロゲイニングはマラソンや他の集合イベントなどと違って、スタートすると参加者が各地に散らばりますので「トイレが混んで入れない」とかそういった不都合は少ないと思います。時間も10時スタートで13時終了なので、終了後に豚汁などの軽食も用意していますし、別にお腹が空いたら大会中でも好きにご飯食べてもらっても構いません。美味しそうなお店を見つけたから食べるというのも良いと思います(笑)SNSで写真でも何でもどんどん拡散してもらって、八王子にこんなところがあったんだ!という普段であれば気づかないであろうシュールで非日常の部分を広めていってもらいたいですね。

-- 参加者一人一人に色々なストーリーがありそうで、写真を見たり話を聞くだけでも参加してみたくなりますね。

お楽しみとしては他にも色々あって、終わった後の抽選会やミニライブなどもあります。前回に続き地元八王子で人気のあるバンド「フラチナリズム」がライブをしてくれます。地元のお祭りみたいな感覚ですね。

-- それでは最後にひとことお願いします。

フォトロゲイニングはお客様の笑顔や反応で満足度が分かります。皆様にすごく喜んでいただけて、我々も楽しんでいます。そういった楽しさ満載の「八王子フォトロゲイニング滝山」を広く皆さんに知ってほしいと思いますし、ぜひ参加してSNSなどでも楽しさを拡散してもらえればと思います。

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