ランニングとバストの関係

特集

ランニングのときのバストケア、正しくできていますか?バストをしっかりと固定せずにランニングをすると、胸の痛みやサイズダウンなどトラブルを引き起こすことも。今回は、女性ランナーの悩みのひとつ、バストとランニングの関係についてご紹介します。

「走っているとバストが揺れて痛い」という経験がある女性ランナーは多いですよね。原因は、胸がしっかりと固定されておらず、体に合ったブラジャー選びができていないことにあります。そのままランニングを続けると「胸が垂れる」「バストが小さくなる」なんてことも。胸の仕組みと働きから、正しいスポーツブラ選びの方法を伝授します!

胸の構造を理解してバストケア

女性の胸は大胸筋の上に乳房があり、乳房内脂肪をクーパーじん帯が支えています。そして、乳房には乳腺葉と毛細血管が張り巡らされ、出産後に母乳がでるようになります。乳房は月経周期でサイズや硬さが変わることも。マイバストの特徴を把握しておきましょう!

重力からバストを守る!「クーパーじん帯」

乳房の脂肪を支えているのが大胸筋とクーパーじん帯です。バストは、なにもしなければ重力で下がっていき、クーパーじん帯も重力に負けて伸びていってしまうのです。美乳と正しいランニングフォームのためにも、大胸筋をキープしクーパーじん帯を保護するためのサポートブラが必要です。

振動がバストにかけるダメージ

10代半ばから20代前半の成長期や40代半ば頃からの更年期は揺れによる痛みを強く感じることも。また、生理周期で女性ホルモンのバランスが変化すると、乳腺が増殖し胸が張りやすくなります。痛みを緩和するために普段よりホールド力の高いブラの使用がおすすめです。

ホールド感と機能性で選ぶスポーツブラ

バストを構成する脂肪は、柔らかくて流動性が高いもの。そのため、しっかりと包み込んでホールドし、ランニングフォームの邪魔にならないよう固定する必要があります。最近は、下着メーカーやスポーツブランドから、さまざまな種類のランニング用ブラが販売されているので、自分の体型やスタイルに合ったブラ選びを楽しみましょう!

下着メーカーが開発!「ホールド感」がポイントのブラ

ホールド感を重視する場合、装着時はピッタリか少し小さ目を選びましょう。体にフィットする分、通気性や汗の吸収力が高い素材かもチェックポイントです。国内下着メーカーのワコールが開発したCW-Xのスポーツブラは、サイズ展開が豊富で大きなバストにも対応できるのも◎。日本人女性の体型に適していると評判です。

「機能性インナー」としても注目のスポーツブラ

スポーツブラのサポート機能を強化したコンプレッションブラも人気です。バストの保護だけでなく、肩周りや腕の付け根の筋肉をほぐし動きをサポートします。アシックスの肩バランスブラトップは、ランニングフォームをキープしやすく長距離ランに適しています。バストケアと筋力サポートの一挙両得ブラです!

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