エネルギーを効率的に補給したいランナー必見! 注目の持続エネルギー源“パラチノース®”はどういいの?



ランナーのみなさんは走る上で欠かせない“エネルギー”、どうやって摂取していますか?エネルギー源である糖質。その摂り方次第で、身体のコンディションは大きく変わるかもしれません。 植物由来で、エネルギーが持続する“パラチノース”は、身体に優しく、かつスポーツに適した機能がたくさんあることで注目されているエネルギー源です。このパラチノースを製造しているのが、赤いスプーンの印の砂糖で知られる三井製糖。パラチノースの営業担当・稲葉千裕さんに、有用性やおすすめの使い方についてお聞きしました。

Q.“パラチノース”って一体どんなものですか?

A.植物由来の、ゆっくり消化吸収される糖質です。

―さまざまなボディメイク食品やアスリートの補給食などに使われているパラチノースは、三井製糖の商標登録だそうですが、簡単に歴史や製品について教えてください。

稲葉

パラチノースは自然界ではハチミツなどにわずかに含まれる糖です。砂糖から製造することが可能で、三井製糖は世界で初めてこの糖の工業的大量生産に成功し、「パラチノース」(一般名称:イソマルツロース)として商標を登録しました。製品としてはもう30年以上前から存在しています。


―そんなに昔からあるものだったんですね!主な有用性にはどんなものがありますか?

稲葉

カロリーは砂糖と同じですが、甘さが約1/2です。小腸全体を使ってゆっくりと分解・吸収されるため、砂糖より身体に負担をかけません。そのため、体調が気になる方のエネルギー食などにも使われています。ゆっくり吸収されることで満足感も長持ちします。


―作られた甘味料というと、人工甘味料のような独特の甘さを想像しますが…。

稲葉

パラチノースはハチミツの中にあるものですが、三井製糖ではてん菜から酵素の力で使っています。そういう意味では自然由来で、味も甘さは通常の砂糖の半分なので、しつこくないと思いますよ。


―お話を聞くと良いことばかりのように思いますが、スポーツ分野の製品で注目が高まっているのは何故でしょう?

稲葉

これまでお菓子や健康食品などに使われてきましたが、スポーツ分野のビジネスに乗り出したのがここ5年ほどのことなんです。パラチノース自体を知ってもらう営業をはじめ、食品メーカーの商品開発にも協力するなどさまざまな活動を行ってきました。最近はスポーツにおけるエネルギー(糖)の重要性に注目が集まり、パラチノースを使った商品が増えて認知度も上がってきたため、注目が集まってきているのかなと思います。ランナーの口コミが増えてきたのも感じます。現在このパラチノースは、スポーツ分野において持久系スポーツ市場と、プロテインの中のミールリプレイスメント市場を2本柱として展開しています。


Q.パラチノースはマラソンで使うとなぜ良いのですか?

A.エネルギーが長持ちするので後半のパフォーマンスをサポートします。

―パラチノースは持久系の競技に向いているということですが、なぜでしょうか?スポリート読者が気になるところだと思います。

稲葉

やはり糖質の消化吸収がゆっくりであることで、エネルギーを長時間保ち、パフォーマンス時の身体に負荷をかけにくいという点が大きいと思います。これまでスポーツ用のエネルギー補給食品や飲料というと、運動開始後すぐのパフォーマンスのため、糖質がすぐに吸収されるタイプのものが多かったんです。パラチノースは時間をかけて消化・吸収されていくので持続エネルギーとなります。


―これまではなぜ吸収の早い糖を使ったものが多かったんでしょう?

稲葉

糖の吸収時間が長いものが単純に認知されていなかったということが大きいと思います。運動時には吸収の早い糖質を使用した速効性エネルギー源を都度補給していました。糖にもいろいろありますが、パラチノースのように吸収が長く続いてすべてがエネルギーとして使える糖質というのは、実はなかなかないんです。「持続エネルギー」という考え方が広まってほしいですね。


―糖質も種類によって違いがあるんですね。

稲葉

そうなんです。補給食なら何でもいいと思わず、糖の役割や機能を知って、多くのランナーにうまく使いこなして欲しいと思います。また、脂もエネルギー源として必要です。さらには糖質や脂質の代謝にはビタミンB1などのビタミン類も。糖質と脂質のエネルギーをバランスよく使えるように補給食も考えていくとよいと思います。


―フルマラソン等、長距離競技以外に向いている分野はあるでしょうか?

稲葉

長時間競技が続くものには何でもいいと思います。サッカーやラグビー、テニスなどもそうですが、走り続けることをしない競技でも、試合中はほとんど気が抜けません。他にも将棋や囲碁なんかも試合中に気を抜けないですね。。身体の栄養になるのは糖ですから、糖質の補給はやはり不可欠です。勝負の最後の最後まで体に負担をかけずに必要な栄養を補いたい、という場合もパラチノースは向いていると思います。


―逆に向いていないというものや注意点は?

稲葉

吸収スピードから考えると短時間で終わる競技には向いていないかもしれません。でも練習中の補給に摂りいれるのは良いと思うので、考えてもらいたいですね。


Q. パラチノースを使った商品や使い方は?

A.加工食品や飲料、またパラチノースそのものもうまく使ってください。

―パラチノースを使った製品も増えてきているということですが。

稲葉

昔はパラチノースそのものしかなかったので、東京マラソンなどでヨーグルトにかけて配ったりしていましたが、ランナーの反応はいまいちでした(笑)。今はスポーツ用ようかんや餅、ドリンクなど各メーカーがパラチノースを使った製品を開発してくださっています。一般では清涼飲料水に入っているものもあります。補給食の中では和菓子が目立ちますね。例えば、糖質補給におにぎりを食べる人もいますが、質量はもちろん米に含まれる水分で胃が膨張してしまい、身体が重くなって走れなくなる人もいます。その分、和菓子は脂質や水分が少なくパラチノースで作れば甘すぎません。持ち運びしやすいサイズにもできるので、補給食として優秀なんです。


―三井製糖としての製品もあるのでしょうか?

稲葉

一般向けには砂糖とパラチノースを1対1で配合した「ゆっくり消化・吸収されるお砂糖 スローカロリーシュガー」というものがあり、日常的に使ってもらえます。健康を気にされる方や栄養士などには知られているかと思います。また、手軽に使えるよう、2019年の5月にスティックタイプのパラチノースの販売を新たに開始しました。


―このスティックタイプはどう使えばいいでしょうか?

稲葉

強度のあるトレーニングの前に使用したり、トライアスロンやウルトラマラソンのような競技では、水やドリンクに追加して持ち運ぶのもいいでしょう。ペットボトルに入れる際は500mlに対して2〜3スティックがおすすめです。水でもドリンクでも構いません。フルマラソンのときはスタート1時間から30分前くらいまでに飲んでおくのがオススメです。レース前のカーボローディングにも使えますよ。食べ物で糖質を増やすと胃への負担が増えますが、飲み物に入れて追加するだけなら手軽ですよね。1スティックで20キロカロリーなので、計算して使ってください。


―糖質の重要性がお話を伺ってよくわかりました。今以上に多くのランナーに知って欲しいですね。

稲葉

近年、エネルギーとしての糖の働きが見直されてきていると思います。糖はカーボローディング、トレーニング、エネルギー補給、リカバリーなど、ポイントごとにうまく使うことでより良いパフォーマンスにつながります。スポーツ管理栄養士の方がパラチノースを指導に使ってくれたり、製品が充実してきてこともあって、使ったランナーの方々の評判が口コミで増えるなど、ようやく認知が広まってきました。とはいえ、まだ水だけで走っているランナーもいるのが現実ですから、誰もが糖の重要性を認識して使ってもらえるような状況になるのが理想です。私もパラチノースの営業を通して糖の果たす役割をしっかり伝え、アスリートのお役に立てるようにこれからも頑張っていきます。


教えてくれた人

稲葉千裕さん

三井製糖株式会社でパラチノースの営業を担当。全国を飛び回り、またメーカーの商品開発にも協力している。学生時代はダンスに熱中し、体力には自信アリ。最近はパラチノースの効果を自分でも体感し、また営業にも活かせるよう、ランニングを始めようと考え中。

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