【へルニア克服までの道のりSTEP3】体幹を整える第一歩は、正しい呼吸法。



前回のトレーニング終わり、町野先生はこう言いました。「順調にいけば、次回、マッサージ治療はいらないかもしれないね。1時間みっちり使ってトレーニングしましょう!」と。しかし、その言葉どおりにはいきませんでした。3回目にして、一体なにが!?

トレーニングの成果が裏目に…。

「こんにちはー!」ケッズトレーナーの先生方は、とにかく声が大きく、気持ちがいい。こちらも元気よく、「こんにちは!」とあいさつし返す。受付を担当してくれた木村先生が、「調子はどうですか?トレーニングから始められそうですか?」とキラキラした笑顔でのぞいてくる。申し訳ない気持ちになったが、正直にお話しする。「実は、この一週間、ずっと腰が痛かったんです。特に右側が…。今日も治療してもらえないでしょうか?」。

不穏な空気が流れる。笑顔しか拝見したことがなかった木村先生も少し驚いた顔をする。「そうですか、それは困りましたね。では、治療から始めましょうか」。

ベッドにうつ伏せになる。お顔は拝見できなかったのですが、診察中の町野先生に代わって、女性の先生が右腰を中心にほぐし始めてくれました。

5分後、町野先生登場。徒手検査スタート。右腰を中心に、背中、肩、そしてお尻と、右半身を注意深く検査してもらいました。いきなり、町野先生が「あ!」と叫ぶ。「な、なんですか!?」と驚く私。「右側のお尻の大臀筋(だいでんきん)あたりが、すごく凝っています。これが原因なんじゃないかな?」。

何のことやらさっぱりですが、右の大臀筋を中心にほぐしてもらいました。するとビックリ。さっきまでずっしり重たかった右腰の痛みが、すっと消えていったのです。きちんと理屈を説明できないのですが、お尻の筋肉の凝りが連動するように、腰に痛みとして現れていたようです。来院するまでの間、お家で行っていたトレーニング内容に問題があるそうで、これまでのトレーニングをおさらいすることになりました。

復習で発覚した事実。

1回目に教わったプランク、サイドプランク、ヒップリフトを、町野先生にお披露目します。(1回目のトレーニング方法はこちらから)。すると衝撃の事実が。一番最初に教わった「呼吸法」が、そもそもなっていないというのです。

町野先生いわく、「お腹まわりの筋肉(腹横筋)を360度広げる呼吸が、お腹を内側から支える腹腔内圧を高め、体幹の安定につながります。腰が痛かったり、お尻が痛かったりしたのは、腹腔の内圧が高まっていない状態で、トレーニングを続けたからでしょうね。KAKAOさん、最初からやり直しだね」。

3回目にして、振り出しに戻る。絶句する私に町野先生が一言。「よくあることだよ。面白い記事になりそうで、よかったじゃん!」。ヘルニアを克服しようというのだから、一朝一夕にはいきませんよね。他の先生方も集まって励ましてくださり、地道にコツコツ、頑張っていこうと気持ちを新たにしました。

ここでもう一度、正しい呼吸法がどう体幹の安定につながるのか、原理をおさらいします。吐くときにお腹をへこませ、吸うときに膨らませるのですが、息を吸うと、肋骨の下にある横隔膜が下がり、内臓も下に下がります。すると、腹部を下から支える骨盤底筋群が押し返して、お腹にあるゴム風船のような腹腔の内圧が高まる。この圧が、腰椎しか骨がないお腹まわりを支えて、体幹を安定させることにつながるのです。

最初は、お腹の動きに集中して、しっかりと吐くことがポイントだそう。お腹があまり動かなくても、意識して続けるうちに動くように。肋骨の下のほうをつかむように手を当てて、吸い込むことで肋骨が前後左右に広がるかどうかで、お腹の動きをチェックすることができますよ。

正しい呼吸法を意識しながら、プランク、サイドプランク、ヒップリフト、それぞれの正しいポジションを、今一度、頭に叩き込みます。

「一に呼吸、二に呼吸。とにかくまずは、呼吸法をしっかり習得してきてね。トレーニングはそれからです」。まだまだ、道のりは長い。次回こそ、新たなトレーニング方法を教えてもらえるように頑張ります!

取材協力

町野走一先生

1978年生まれの三重県出身。株式会社ケッズトレーナー 立川高松接骨院 院長。三重県立上野工業高校と神奈川大学で陸上競技部に所属。神奈川大学駅伝チームでは主将を務め、大学4年間の中で箱根駅伝総合優勝を2度経験した。天満屋女子陸上部をはじめ、トヨタ自動車、日清食品グループ、日立女子陸上競技部、大阪ガス陸上競技部、日本郵政女子陸上部など多くの実業団チームに帯同。

株式会社ケッズトレーナー 立川高松接骨院

〒190-0011
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TEL : 042-522-8885
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KAKAO  [記事一覧]

新潟県出身、横浜在住のコピーライター。ジム中心のランニング生活から、街中、自然の中でのランニング生活に転換中。自身の食いしん坊ぶりを活かして、食とランニングのコラボレーションを模索する日々。
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